薄いフェードを生み出すうえで大事なのが、切り返しからフォローにかけて左ワキが閉まっていること。「テークバックは少し外目にインサイドバックをしない引き方でクラブを上げていきますが、切り返しから左ワキがしまっていく。左ワキが開き左ヒジが上を向けば、力のないスライスボールになってしまいます」。左ワキが最後まで閉まっているから、左脇腹が伸びない。伸びてしまえばインパクトの薄い“こすり球”になってしまう。
■ビジネスゾーンの再現性を高める練習の質と量
その『インサイドイン』のフェードを作り上げた上でなくてはならないのが、たぐいまれな練習量。1日10時間、特別なことがない限り中学から続けているという自己研鑽は、自信を生み出すだけでなく、当然スイングを固めることにも役立っている。
「悪いとき癖を理解した上での毎日長時間の反復練習。練習の虫と言われる彼女の良さは練習でいいときの動きを何度もすることで、試合でスッと出せるようになっていること。それが体に身についているということです」。
また辻村氏が「いつも入念に取り組んでいます」と目につく練習が『球際のビジネスゾーン』の反復練習。これが本人も「得意」と語り、辻村氏が「素晴らしい」と絶賛するフェースコントロールを生み出している。
「インパクト前の15cm、そしてインパクト後の15cm、合計30cmの動きの確認です。インパクト前の15cmの位置にはボールの奥側に、インパクト後の15cmにはボールの手前側にティをさす。このティを倒さないように、この30cm間はフェースを真っすぐ動かすという練習です。少しでもアウトから入ればティにありますし、インに抜けていけばこちらもティに当たってしまう。この30cm間を真っすぐ動かすかを追求しています。逆に言えば、ここさえ真っすぐであれば、ボールはある程度コントロールできるということ。クラブの上げ方だったり、トップの位置ばかり気にする選手が多いなか、自分がやるべきことを分かっている」
今年で20歳。将来性は果てしない。「同じ動きを鍛錬で身につけた者は強い。今後がとても楽しみな選手です」。正確無比なアイアンショットが、これからさらにツアーを賑わすことに太鼓判を押した。
■ビジネスゾーンの再現性を高める練習の質と量
その『インサイドイン』のフェードを作り上げた上でなくてはならないのが、たぐいまれな練習量。1日10時間、特別なことがない限り中学から続けているという自己研鑽は、自信を生み出すだけでなく、当然スイングを固めることにも役立っている。
「悪いとき癖を理解した上での毎日長時間の反復練習。練習の虫と言われる彼女の良さは練習でいいときの動きを何度もすることで、試合でスッと出せるようになっていること。それが体に身についているということです」。
また辻村氏が「いつも入念に取り組んでいます」と目につく練習が『球際のビジネスゾーン』の反復練習。これが本人も「得意」と語り、辻村氏が「素晴らしい」と絶賛するフェースコントロールを生み出している。
「インパクト前の15cm、そしてインパクト後の15cm、合計30cmの動きの確認です。インパクト前の15cmの位置にはボールの奥側に、インパクト後の15cmにはボールの手前側にティをさす。このティを倒さないように、この30cm間はフェースを真っすぐ動かすという練習です。少しでもアウトから入ればティにありますし、インに抜けていけばこちらもティに当たってしまう。この30cm間を真っすぐ動かすかを追求しています。逆に言えば、ここさえ真っすぐであれば、ボールはある程度コントロールできるということ。クラブの上げ方だったり、トップの位置ばかり気にする選手が多いなか、自分がやるべきことを分かっている」
今年で20歳。将来性は果てしない。「同じ動きを鍛錬で身につけた者は強い。今後がとても楽しみな選手です」。正確無比なアイアンショットが、これからさらにツアーを賑わすことに太鼓判を押した。