また会場入り直後から「疲れ」を訴えていた渋野に対して、個人的な取材を控えて欲しいという旨の要望が日本女子プロゴルフ協会(LPGA)からメディアに対して出された。渋野への質問は会見だけに限られ、さらにそれも極力手短にしようという“紳士協定”も結ばれた。大会初日と2日目には、普段別々に行われるテレビ局と、記者への会見が同じ部屋で一緒に開かれ、質問の重複がなく、かつ拘束時間もできるだけ短くなるようなスケジュールが組まれた。
では大会側はどのような対策を講じたのだろうか? 仮設トイレの数が10棟増やされ、ギャラリーバスも1日3台の増便を開幕前に決定した。警備員の数は非公表だったが、渋野の組には、ほかの組に比べ2倍のスタッフがつけられ、安全確保に励んだ。さらにLPGAの広報担当を通常の2名から3名に増員。そのうち1名は渋野の組専属となり、メディアの誘導が行われた。こういった特別警備体制は、石川遼や宮里藍フィーバー以来の措置だ。
事前の準備が実を結び、大きな混乱や問題は発生せずに大会は終了。途中、撮影禁止のコースでカメラを向けたギャラリーや、進入禁止の場所を歩くギャラリーが注意される光景を目にすることはあったが、大会の広報担当者が「北海道民はマナーがいいですね」という感想を抱くほど、順調に進行していった。
ラウンド中、渋野の組についていたギャラリーに話を聞いた。すると、トーナメント会場に初めて訪れたという声はやはり多かった。9歳の娘と初観戦した44歳の会社員男性は、「娘が渋野選手を見たいと言って、それで駆け付けました」と、来場理由を話した。念願だった渋野を見て、女の子は「すごかった」とニコリ。パパも「子供がゴルフに興味を持って、一緒にラウンドができたらいいですね」と言って笑った。
北海道旅行中に、足を運んだという30代女性2人組は、学生時代にゴルフを嗜んでいたが、観戦は初めてのこと。「プレーに迫力がありますね。今まで入りづらいと思っていましたが、自然のなかを歩きながら試合を見るのは思っていたより楽しいですね」と魅力を感じたようだ。夏の北海道の風物詩ともいえる大会とあって、全英優勝が決まる前から観戦を予定していたという人も多かったが、「渋野選手が出るのでラッキーだと思いました」と話した35歳男性など、さらに会場に行きたいという気持ちを強めたという声は多く聞こえてきた。
逆に「毎年来ている」といい、今回が4度目の来場だという52歳男性は、「いつも人は入っていますが、今回は渋野選手の組に集中していますね。私も普段はいろいろな選手を見ますが、今年は…渋野選手についてみました」と、笑いながら普段との違いを話した。これらの声から、渋野の優勝は“ゴルフの入り口”を広げることにも一役買ったという実感を得ることもできた。
では大会側はどのような対策を講じたのだろうか? 仮設トイレの数が10棟増やされ、ギャラリーバスも1日3台の増便を開幕前に決定した。警備員の数は非公表だったが、渋野の組には、ほかの組に比べ2倍のスタッフがつけられ、安全確保に励んだ。さらにLPGAの広報担当を通常の2名から3名に増員。そのうち1名は渋野の組専属となり、メディアの誘導が行われた。こういった特別警備体制は、石川遼や宮里藍フィーバー以来の措置だ。
事前の準備が実を結び、大きな混乱や問題は発生せずに大会は終了。途中、撮影禁止のコースでカメラを向けたギャラリーや、進入禁止の場所を歩くギャラリーが注意される光景を目にすることはあったが、大会の広報担当者が「北海道民はマナーがいいですね」という感想を抱くほど、順調に進行していった。
ラウンド中、渋野の組についていたギャラリーに話を聞いた。すると、トーナメント会場に初めて訪れたという声はやはり多かった。9歳の娘と初観戦した44歳の会社員男性は、「娘が渋野選手を見たいと言って、それで駆け付けました」と、来場理由を話した。念願だった渋野を見て、女の子は「すごかった」とニコリ。パパも「子供がゴルフに興味を持って、一緒にラウンドができたらいいですね」と言って笑った。
北海道旅行中に、足を運んだという30代女性2人組は、学生時代にゴルフを嗜んでいたが、観戦は初めてのこと。「プレーに迫力がありますね。今まで入りづらいと思っていましたが、自然のなかを歩きながら試合を見るのは思っていたより楽しいですね」と魅力を感じたようだ。夏の北海道の風物詩ともいえる大会とあって、全英優勝が決まる前から観戦を予定していたという人も多かったが、「渋野選手が出るのでラッキーだと思いました」と話した35歳男性など、さらに会場に行きたいという気持ちを強めたという声は多く聞こえてきた。
逆に「毎年来ている」といい、今回が4度目の来場だという52歳男性は、「いつも人は入っていますが、今回は渋野選手の組に集中していますね。私も普段はいろいろな選手を見ますが、今年は…渋野選手についてみました」と、笑いながら普段との違いを話した。これらの声から、渋野の優勝は“ゴルフの入り口”を広げることにも一役買ったという実感を得ることもできた。