気持ちの入ったバウンスバックに、土壇場での怒濤のバーディラッシュ。まさに渋野といった展開となった。現在バウンスバック率(ボギーかそれより悪いスコアとしたホールの直後のホールで、バーディかそれよりいいスコアを獲得する率)は2位に4%以上引き離し堂々の1位。この日の18番のティショットでも、いつものボギーを叩いた後のように“このやろう”と怒りの気持ちを込めて振り抜き、先に打った鈴木のショットのかなり前を行く280ヤードドライブ。この気迫のこもったティショットがバーディにつながった。
後半の強さは言わずもがな。優勝した「全英AIG女子オープン」では、後半9ホールで4日間合計18バーディを奪って、ボギーなし。この日もバックナインでスコアを伸ばした。「いつもスロースターターなので(笑)。最近調子よかったけど、また戻った(笑)」。思えば全英の最終日だって3番で4パットを喫し、ダブルボギーを叩いていた。途中ダメでも取り返す。これこそが真骨頂だ。
全英会場のウォーバーンGCでも日本のツアーと変わらずに笑顔を忘れず“よそ行き”のプレーをしなかったことが、「難しい」と話していたコースでも功を奏したのはいうまでもない。どこに行っても変わらない。それがシブコの強さだ。(文・秋田義和)
後半の強さは言わずもがな。優勝した「全英AIG女子オープン」では、後半9ホールで4日間合計18バーディを奪って、ボギーなし。この日もバックナインでスコアを伸ばした。「いつもスロースターターなので(笑)。最近調子よかったけど、また戻った(笑)」。思えば全英の最終日だって3番で4パットを喫し、ダブルボギーを叩いていた。途中ダメでも取り返す。これこそが真骨頂だ。
全英会場のウォーバーンGCでも日本のツアーと変わらずに笑顔を忘れず“よそ行き”のプレーをしなかったことが、「難しい」と話していたコースでも功を奏したのはいうまでもない。どこに行っても変わらない。それがシブコの強さだ。(文・秋田義和)