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アイアンわずか3本! UTで“置き換える” 表純子のクラブ選びから学ぶべきことは?【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

アイアンわずか3本! UTで“置き換える” 表純子のクラブ選びから学ぶべきことは?【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年9月4日 07時01分

「7番UTを使用することで、ナチュラルに『手打ち』や『過度な入射角』でのインパクト改善につながる可能性もあります。ロフトの多いショートウッドやUTは、不安定な角度でインパクトをしてしまうと必要以上にスピンが増えてしまったり、フェースのバルジやロール(フェース面の丸み)がバラバラな打点を助長してしまうデメリットがある。腕の力だけに頼らず、体の回転で払うようにスイングしながら打点の精度をアップすることを覚えるという点では、7番UTが“先生”になってくれるかもしれません」。このクラブをうまく扱えているという事が、理想的なスイングができている証拠になる、というわけだ。

では、このセッティングは我々アマチュアゴルファーにとって有効策になるのだろうか?

表のように、タフなコンディションのグリーンにボールを止める目的でパワーを補いながらセカンドを打ちたいと考えるのは「理解できます」と筒氏。だが、「ヘッドスピードが同じくらいだからとマネしてもいいか?といわれると、必ずしもそうではない」と注意点も話す。その理由はこうだ。

「多くのアマチュアゴルファーの皆さんは、比較的、腕力に頼った出力でクラブを振っているケースが多く、安定した打点になっていない。浅い入射角でなおかつ安定したインパクトを再現できる表選手だからこそウッドライクなクラブの本数が増えていった背景が伺えます」

当然ながら、技術力に裏打ちされたセッティングというわけだ。ただ、「7番アイアンを抜いて7番UTを入れるなど、このセッティング自体は、なかなか一般ゴルファーの皆さんがすぐにマネしたくなる話ではありませんが『目的にあったクラブをバッグに入れる』、『自分仕様を追求する』という点では、共感して欲しいなと思います」と、自由度が高いクラブ選びを楽しむ心をぜひ学んで欲しいと筒氏は願った。

「特に女性ゴルファーの皆さんは、クラブ選びが分からない方も多いと思いますし、ショップでのクラブフィッティングも敷居が高い現実がまだまだあります。もし周りに女性ゴルファーがいるなら、難しい3番ウッドや5番アイアンを武器にするより、7番ウッドや7番UTをバッグに入れて使いこなすことをアドバイスして欲しいですね」

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