レギュラーツアー35試合に出場しながら賞金ランキング97位に終わった昨年は、パーオン率が62.2222%の85位。パット数はパーオンホールが1.9022の94位、1ラウンド当たりが30.4941の76位。時に残酷な数字だが、何よりも現実をうつし出すのも事実。「客観的に自分を見ることが必要だと思いました。これまで気を使っていない部分でした」。開幕前から何時間も練習グリーンの上でボールを転がす姿を見かけたが、この取り組みが原動力となっている。
さらに、竹内が「師匠」と慕う申ジエ(韓国)からのアシストも大きい。開幕2戦目の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」の際に、ジエから勧められたマレット型のオデッセイ『ストロークラボ』が今のエースパターとなっている。「転がりがよく、直進性があるので、今の竹内さんに合っていると思った」(ジエ)という理由から渡されたパターとともに、日々のレベルアップに励んでいる。“師匠”はそんな姿に、「私のアドバイスを信じて頑張ってくれるのはうれしい」と目を細めた。
2日目を終え、竹内と4打差のトップに立つ一人は、そのジエだ。逆転するためには「教わる点が多い。ゴルフだけでなく私生活の面でも勉強になる存在」という大きな背中を越える必要がある。優勝も視野に入る位置だが、そんな状況でも、こだわるのは「内容」だ。「ジエさんを意識するのではなく、自分のプレーに集中できればいいなと思います」。そして、その集中するポイントは、今の竹内にははっきりと見えている。(文・間宮輝憲)
さらに、竹内が「師匠」と慕う申ジエ(韓国)からのアシストも大きい。開幕2戦目の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」の際に、ジエから勧められたマレット型のオデッセイ『ストロークラボ』が今のエースパターとなっている。「転がりがよく、直進性があるので、今の竹内さんに合っていると思った」(ジエ)という理由から渡されたパターとともに、日々のレベルアップに励んでいる。“師匠”はそんな姿に、「私のアドバイスを信じて頑張ってくれるのはうれしい」と目を細めた。
2日目を終え、竹内と4打差のトップに立つ一人は、そのジエだ。逆転するためには「教わる点が多い。ゴルフだけでなく私生活の面でも勉強になる存在」という大きな背中を越える必要がある。優勝も視野に入る位置だが、そんな状況でも、こだわるのは「内容」だ。「ジエさんを意識するのではなく、自分のプレーに集中できればいいなと思います」。そして、その集中するポイントは、今の竹内にははっきりと見えている。(文・間宮輝憲)