＜日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯　事前情報◇9日◇チェリーヒルズゴルフクラブ（6,425ヤード・パー72）＞

初優勝を挙げた「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に続くメジャー大会2連勝を目指す渋野日向子。9日（月）にコース入りするとアウトコース9ホールを回り、コースを確かめた。

1年前　プロテスト合格直後の　渋野さん【写真】

2週振りの国内戦出場。練習ラウンドを行った渋野の手に握られていたアイアンに挿さっているシャフトは、今週から投入したものだった。前回の「ニトリレディス」までと同じフジクラコンポジットの『MCI80-R』だが、“番手ずらし”をして調整したものだ。

“番手ずらし”とは、言葉通り本来の番手用とは異なるシャフトを入れること。渋野の場合は、本来6番に挿す用のシャフトを5番に挿して、通常よりも“硬い”シャフトとしている。気に入っているシャフトを『もう少しだけ硬く（軟らかく）したい』というときに用いられる手法だ。

青木翔コーチによると、投入の意図は「（アイアンの）ヘッドがちゃんと戻ってきていなかった。インパクトに“ハリ”を出すために替えた」という。この日、シャフトへ変な先入観を持たせないためにコースでぶっつけ”のテストを行ったところ、「ロングアイアンで右に抜けることがなくなりました。高さも出て、スピンも出ているのでこれで行こうと思います」と納得の内容。開幕3日前にして早くもゴーサインが出た。