この悪いクセが分かったのも、自分のこれまでの映像を見直したからに他ならない。特に2014年の「日本女子オープン」最終日の動画は祖母の家に帰るたびに見直す“最高のお手本”の1つ。また、これまで自分が取り組んできたことを振り返るなど、冷静な頭で1つ1つ答えを導き出していった。結果、「もう大丈夫!」といえるところまで復調。「感覚が戻るまでは手にしない」といっていたエースパターを、今大会から再投入することが何よりの証だ。
14年に初めて優勝、16年に自信を取り戻し、18年にはケガによる長期離脱から復帰するなど、どのトーナメントよりも思い出が詰まっている大会。「何回勝っても、この試合はもう一度勝ちたい」。“勝ち方を知っている”パター巧者の目が、一段と鋭くなった。(文・秋田義和)
14年に初めて優勝、16年に自信を取り戻し、18年にはケガによる長期離脱から復帰するなど、どのトーナメントよりも思い出が詰まっている大会。「何回勝っても、この試合はもう一度勝ちたい」。“勝ち方を知っている”パター巧者の目が、一段と鋭くなった。(文・秋田義和)