「悪い時は、トップでシャフトがクロスに入っていました。それがかなり改善され、今はターゲットラインに対してほぼスクエア。以前よりも少しコンパクトに決まり、ダウンスイングの入り方も一定になっています。フェース面も、45度ほどのキレイなスクエアフェースが保たれていますね」
もともとドローヒッターの高橋だが、調子が悪い時は、インパクト時に無理に手で合わせにいってしまい、その結果、球が上がらず、さらに左に曲がりすぎるという傾向が見受けられたと辻村氏は説明。しかし、今は「トップでしっかりとヘッドの位置を感じ、その重みを生かしながら、ダウンスイングができています。球際の再現性が高いから、適正なスピン量をボールに入れることもできています」。こうしてショット面に安定感が生まれている。
■ショット面では「5000万円を稼いでいてもおかしくない」選手
高橋のショット面のスタッツはこうだ。ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した値の『トータルドライビング』は16位。さらに、トータルドライビング順位とパーオン率順位を合算した値の『ボールストライキング』は7位と上位につける。「アイアンはそもそもうまい」という辻村氏の言葉にもあるように、パーオン率は6位につける。「この6位という順位は、本当にすごいものだと思う」と辻村氏も感心。ドライバーをフェアウェイに置き、そこから精度の高いアイアンでグリーンに乗せる。これぞショットメーカーという組み立てで、成績を残しつつある。
辻村氏は、そのアイアンのうまさの理由についてもこう説明する。「スイング時、シャフトとヘッドが立った状態をキープしています。『ヘッドが大きく回った方が飛ぶ』というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、より高い位置にあるほうが重力を使えるため、振り落とす速度が増してアイアンのキレが生まれます。これもトップがクロスに入っていかなくなったことが大きい。クロスになっていると、どうしてもダウンスイング時にヘッドが遠回りして、鋭く振り落とすことができないですからね」。
最近の高橋を会場で見かけた時、辻村氏の目には「表情や歩き姿勢を見ても、気力が高まっているのが分かりますね。ゴルフが楽しそうですし、練習中もやるべきことが見つかったことがうかがえます」と、自信に満ちているように映るという。「ショット面のスタッツでいうと、すでに5000万円は稼いでいてもおかしくないです」。こう太鼓判を押す。
■ショートゲームの克服など… あとは「来年にどうつなげるか」
高橋自身も語るように、大きな問題はパットにあった。実際に平均パット数をみると、パーオンホールが70位(1.8585)、1ラウンド当たりが97位(31.0000)と、ショット面に比べ大きく見劣りがする。
もともとドローヒッターの高橋だが、調子が悪い時は、インパクト時に無理に手で合わせにいってしまい、その結果、球が上がらず、さらに左に曲がりすぎるという傾向が見受けられたと辻村氏は説明。しかし、今は「トップでしっかりとヘッドの位置を感じ、その重みを生かしながら、ダウンスイングができています。球際の再現性が高いから、適正なスピン量をボールに入れることもできています」。こうしてショット面に安定感が生まれている。
■ショット面では「5000万円を稼いでいてもおかしくない」選手
高橋のショット面のスタッツはこうだ。ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した値の『トータルドライビング』は16位。さらに、トータルドライビング順位とパーオン率順位を合算した値の『ボールストライキング』は7位と上位につける。「アイアンはそもそもうまい」という辻村氏の言葉にもあるように、パーオン率は6位につける。「この6位という順位は、本当にすごいものだと思う」と辻村氏も感心。ドライバーをフェアウェイに置き、そこから精度の高いアイアンでグリーンに乗せる。これぞショットメーカーという組み立てで、成績を残しつつある。
辻村氏は、そのアイアンのうまさの理由についてもこう説明する。「スイング時、シャフトとヘッドが立った状態をキープしています。『ヘッドが大きく回った方が飛ぶ』というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、より高い位置にあるほうが重力を使えるため、振り落とす速度が増してアイアンのキレが生まれます。これもトップがクロスに入っていかなくなったことが大きい。クロスになっていると、どうしてもダウンスイング時にヘッドが遠回りして、鋭く振り落とすことができないですからね」。
最近の高橋を会場で見かけた時、辻村氏の目には「表情や歩き姿勢を見ても、気力が高まっているのが分かりますね。ゴルフが楽しそうですし、練習中もやるべきことが見つかったことがうかがえます」と、自信に満ちているように映るという。「ショット面のスタッツでいうと、すでに5000万円は稼いでいてもおかしくないです」。こう太鼓判を押す。
■ショートゲームの克服など… あとは「来年にどうつなげるか」
高橋自身も語るように、大きな問題はパットにあった。実際に平均パット数をみると、パーオンホールが70位(1.8585)、1ラウンド当たりが97位(31.0000)と、ショット面に比べ大きく見劣りがする。