<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇15日◇チェリーヒルズゴルフクラブ◇6425ヤード・パー72>
ブレーキなし、圧倒的なまでの“逃走劇”を演じきった。2位に2打差をつけて首位から出た畑岡奈紗は、終わってみれば8打差で圧勝。最年少記録のおまけつきで、2016年、17年の「日本女子オープン」に続くメジャー3つ目のタイトルを手にした。
ギャラリーは1万人超…“畑岡行列”もすごい!【最終日フォトギャラリー】
目標はトータル20アンダー。そこしか見ていなかった。「朝の練習ではパターもショットもイマイチ。理想のスイングができていなかった」という状況でもピンだけを狙った。出だしの1番、2番で連続バーディを奪い後続を突き放すと、その後も着実にバーディを重ねる。さらに15番では残り70ヤードからの2打目をダイレクトにカップにねじ込んでイーグル。「これでドキドキが落ち着いた」と2つ伸ばすと、18番では3打目を奥80cmにつけてのバーディ締め。ガッツポーズも出ないほど落ち着いた態度で栄冠を手にした。
岡本綾子からの挑戦状に真っ向から立ち向かった。「今大会のセッティングを務めている岡本さんが、20アンダーくらいは出るセッティングをしたと聞きました。インビー(・パーク)も(フォン・)シャンシャンも出ているので、そこまでたどり着かなければ勝てないと思った。そのスコアだけを目指してやりました」。それだけに「2打足りなかったですけど、18(アンダー)というのは大きいと思います」としつつも、優勝会見なのに「かなりピンポジが難しくて攻めきれず悔しいところもある」と8打差をつけてなお100%納得のいかない表情も見せた。
そこまでストイックになるのは、悲願である海外メジャー制覇、そして夢である東京五輪での金メダル獲得への思いからだろう。今年は「ANAインスピレーション」前週の「キア・クラシック」で優勝するなど、メジャー前週まで調子がいいのにそこからキープできない、という経験が続いた。「なぜかメジャーに上手く照準を合わせていけなかった。メジャーの前の試合は上手くいっているのですが、それがなぜか次の試合に持って行けませんでした」と調整に苦しんだ。
ブレーキなし、圧倒的なまでの“逃走劇”を演じきった。2位に2打差をつけて首位から出た畑岡奈紗は、終わってみれば8打差で圧勝。最年少記録のおまけつきで、2016年、17年の「日本女子オープン」に続くメジャー3つ目のタイトルを手にした。
ギャラリーは1万人超…“畑岡行列”もすごい!【最終日フォトギャラリー】
目標はトータル20アンダー。そこしか見ていなかった。「朝の練習ではパターもショットもイマイチ。理想のスイングができていなかった」という状況でもピンだけを狙った。出だしの1番、2番で連続バーディを奪い後続を突き放すと、その後も着実にバーディを重ねる。さらに15番では残り70ヤードからの2打目をダイレクトにカップにねじ込んでイーグル。「これでドキドキが落ち着いた」と2つ伸ばすと、18番では3打目を奥80cmにつけてのバーディ締め。ガッツポーズも出ないほど落ち着いた態度で栄冠を手にした。
岡本綾子からの挑戦状に真っ向から立ち向かった。「今大会のセッティングを務めている岡本さんが、20アンダーくらいは出るセッティングをしたと聞きました。インビー(・パーク)も(フォン・)シャンシャンも出ているので、そこまでたどり着かなければ勝てないと思った。そのスコアだけを目指してやりました」。それだけに「2打足りなかったですけど、18(アンダー)というのは大きいと思います」としつつも、優勝会見なのに「かなりピンポジが難しくて攻めきれず悔しいところもある」と8打差をつけてなお100%納得のいかない表情も見せた。
そこまでストイックになるのは、悲願である海外メジャー制覇、そして夢である東京五輪での金メダル獲得への思いからだろう。今年は「ANAインスピレーション」前週の「キア・クラシック」で優勝するなど、メジャー前週まで調子がいいのにそこからキープできない、という経験が続いた。「なぜかメジャーに上手く照準を合わせていけなかった。メジャーの前の試合は上手くいっているのですが、それがなぜか次の試合に持って行けませんでした」と調整に苦しんだ。