もともと「物欲もないし、あまりお金がたくさん欲しいとも思わない。通帳もこれまでに1、2回しか見たことがない」と笑う鈴木にとって、ここでいう『お金が稼げる』というのは、『賞金ランキングを上げたい』という意味に他ならない。今季はここまで4勝を挙げながら、同ランキングで現在4位に甘んじている。この現状を「平均していいスコアを残せていないということ」ととらえ、「年間を通してずっと活躍できる選手でありたい」という意味を込め“お金が欲しい”のだ。
今大会の優勝賞金は1440万円。現在8594万円を稼いでいる鈴木が、これを加算すると1億円の大台を突破する。だがそれを聞いても、真っ先に頭に浮かぶのはしっかり稼いだ満足感などではなく「税金(笑)」。それよりも、「デサントさんと契約しているので、ここで優勝できたら一番の恩返しになると思う。明日面白い展開にして、『ルコック』(鈴木の契約ブランド)のマークをたくさんテレビに映せたらなと思います」ということに優勝の意義を見出している。
トップの申ジエ(韓国)との差は4打。「最終的に賞金女王になれたらうれしいですけど、なれなくても仕方がない。それはそれで来年のいい目標になりますから」。とはいえ“孝行娘”になって、この大会で一番高い金額を持ち帰りたいという気持ちは決して変わらない。(文・間宮輝憲)
今大会の優勝賞金は1440万円。現在8594万円を稼いでいる鈴木が、これを加算すると1億円の大台を突破する。だがそれを聞いても、真っ先に頭に浮かぶのはしっかり稼いだ満足感などではなく「税金(笑)」。それよりも、「デサントさんと契約しているので、ここで優勝できたら一番の恩返しになると思う。明日面白い展開にして、『ルコック』(鈴木の契約ブランド)のマークをたくさんテレビに映せたらなと思います」ということに優勝の意義を見出している。
トップの申ジエ(韓国)との差は4打。「最終的に賞金女王になれたらうれしいですけど、なれなくても仕方がない。それはそれで来年のいい目標になりますから」。とはいえ“孝行娘”になって、この大会で一番高い金額を持ち帰りたいという気持ちは決して変わらない。(文・間宮輝憲)