<デサントレディース東海クラシック 最終日◇22日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6437ヤード・パー72>
トータル13アンダーでホールアウトしてから約1時間30分後。プレーオフに備えて、もくもくとパター振っていた練習グリーンで、渋野日向子に優勝の吉報が届いた。それまで緊張感を保っていた表情は一気に緩み、キャディとハイタッチをして喜びを分かち合った。この瞬間、ツアー史上2位タイとなる8打差の大逆転劇がフィナーレを迎えた。
長かった待ち時間…もぐもぐタイムもありました
2日目を終えて、トータル5アンダーの20位タイにつけた渋野。一方、トップの申ジエ(韓国)はトータル13アンダー。これをひっくり返すことの難しさは、渋野本人も自覚していることだった。「逆転はほぼムリだと思いました。最後まで悔いなく攻めていこう」。優勝にとらわれないプレーを心がけたとしても、無理はない。だが、この1年で数々の“奇跡”を起こしてきた20歳に、この日またしても勝利の女神がほほえんだ。
4番パー3で8mのバーディパットをねじ込むと、続く5番パー5でも残り222ヤードの三打目を50cmにつけ、楽々バーディを奪った。さらに本人が勢いに乗れた要因として振り返った6番は、2.5mのチャンスをジャストタッチで沈めた。「微妙な曲がり方をするパットを沈めることができて、いけるかなと思った。最近2連続まではいくけど、3連続が難しかったので」。快進撃へ向け、ギアがトップまで上がった。
さらに、ここから4つ伸ばして迎えた16番では、グリーン左15ヤードの難しいラフからチップインバーディ。笑顔を浮かべ、そして強く2回こぶしを握った。「ここは初日ボギーで、2日目も危ないパーでした。しかも最近アプローチがうまくいかないことが多かったので、それが入ってうれしかった」。ここでジエを抜いて、トータル13アンダーの単独トップに躍り出た。
トータル13アンダーでホールアウトしてから約1時間30分後。プレーオフに備えて、もくもくとパター振っていた練習グリーンで、渋野日向子に優勝の吉報が届いた。それまで緊張感を保っていた表情は一気に緩み、キャディとハイタッチをして喜びを分かち合った。この瞬間、ツアー史上2位タイとなる8打差の大逆転劇がフィナーレを迎えた。
長かった待ち時間…もぐもぐタイムもありました
2日目を終えて、トータル5アンダーの20位タイにつけた渋野。一方、トップの申ジエ(韓国)はトータル13アンダー。これをひっくり返すことの難しさは、渋野本人も自覚していることだった。「逆転はほぼムリだと思いました。最後まで悔いなく攻めていこう」。優勝にとらわれないプレーを心がけたとしても、無理はない。だが、この1年で数々の“奇跡”を起こしてきた20歳に、この日またしても勝利の女神がほほえんだ。
4番パー3で8mのバーディパットをねじ込むと、続く5番パー5でも残り222ヤードの三打目を50cmにつけ、楽々バーディを奪った。さらに本人が勢いに乗れた要因として振り返った6番は、2.5mのチャンスをジャストタッチで沈めた。「微妙な曲がり方をするパットを沈めることができて、いけるかなと思った。最近2連続まではいくけど、3連続が難しかったので」。快進撃へ向け、ギアがトップまで上がった。
さらに、ここから4つ伸ばして迎えた16番では、グリーン左15ヤードの難しいラフからチップインバーディ。笑顔を浮かべ、そして強く2回こぶしを握った。「ここは初日ボギーで、2日目も危ないパーでした。しかも最近アプローチがうまくいかないことが多かったので、それが入ってうれしかった」。ここでジエを抜いて、トータル13アンダーの単独トップに躍り出た。