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“ミラクル渋野”再び!  8打差逆転Vの渋野日向子、次なる狙いは…日本人初のルーキー賞金女王

“ミラクル渋野”再び!  8打差逆転Vの渋野日向子、次なる狙いは…日本人初のルーキー賞金女王

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年9月22日 16時29分

歓喜の瞬間も…パターを持っていました
歓喜の瞬間も…パターを持っていました (撮影:村上航)
デサントレディース東海クラシック 最終日◇22日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6437ヤード・パー72>

トータル13アンダーでホールアウトしてから約1時間30分後。プレーオフに備えて、もくもくとパター振っていた練習グリーンで、渋野日向子に優勝の吉報が届いた。それまで緊張感を保っていた表情は一気に緩み、キャディとハイタッチをして喜びを分かち合った。この瞬間、ツアー史上2位タイとなる8打差の大逆転劇がフィナーレを迎えた。

長かった待ち時間…もぐもぐタイムもありました

2日目を終えて、トータル5アンダーの20位タイにつけた渋野。一方、トップの申ジエ(韓国)はトータル13アンダー。これをひっくり返すことの難しさは、渋野本人も自覚していることだった。「逆転はほぼムリだと思いました。最後まで悔いなく攻めていこう」。優勝にとらわれないプレーを心がけたとしても、無理はない。だが、この1年で数々の“奇跡”を起こしてきた20歳に、この日またしても勝利の女神がほほえんだ。

4番パー3で8mのバーディパットをねじ込むと、続く5番パー5でも残り222ヤードの三打目を50cmにつけ、楽々バーディを奪った。さらに本人が勢いに乗れた要因として振り返った6番は、2.5mのチャンスをジャストタッチで沈めた。「微妙な曲がり方をするパットを沈めることができて、いけるかなと思った。最近2連続まではいくけど、3連続が難しかったので」。快進撃へ向け、ギアがトップまで上がった。

さらに、ここから4つ伸ばして迎えた16番では、グリーン左15ヤードの難しいラフからチップインバーディ。笑顔を浮かべ、そして強く2回こぶしを握った。「ここは初日ボギーで、2日目も危ないパーでした。しかも最近アプローチがうまくいかないことが多かったので、それが入ってうれしかった」。ここでジエを抜いて、トータル13アンダーの単独トップに躍り出た。

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