■ショットメーカーだからこそ抱えるパターの悩みって?
では初優勝への課題はどこになるのか? 辻村氏は、パット面について言及した。濱田は「右手が効きすぎるのを抑えるため」、現在クロウグリップでツアーを戦っている。左手は普通にパターを握り、右手は指を伸ばして手の甲を正面に向けグリップに添えるだけという、パターの握りの1つだ。
賞金ランク52位だった2017年は、パーオン率が24位だったのに対し、平均パットはパーオンホール、1ラウンドあたりでともに86位。初めて賞金シードを獲得した昨年もパーオン率は25位ながら、平均パット数はパーオンホール44位、1ラウンドあたり68位と、グリーン上が平均、あるいはそれよりも下という位置にとどまっている。先週の試合は3日間のパット数が初日から「25」、「27」、「29」で、平均27回は全体3位の数字だ。これだけパターが安定すると、しっかりと成績を残せる選手になれることが分かる。
実際に今年のパット数はパーオンホールで34位と上昇傾向も見られる。まだ1ラウンドあたりは84位だが、「フィーリングがとてもよくなった」と濱田も話すクロウグリップの効果が数字にあらわれ始めているのかもしれない。
辻村氏は、「ショットメーカーだからこそのパターの悩みというものがあります。ピンに絡むショットを多く放つことができるがゆえに、『短い距離のパットを外した』というイメージが強く残ってしまうことがあります」と話す。ここから濱田のグリーン上の数字がさらに上がることを期待する。
「長い間パットがうまい選手は、ストロークを体の中心で考えています。パットに悩んでいる選手は、どうしても指先のフィーリングなど末端を気にしたり、『どうストロークするか』ということばかりに考えがいきすぎてしまいます。これはパターに悩んでいる人全般にいえることですが、いい意味で“鈍感”になることも大事なことかもしれませんね」
正確なショットは折り紙つき。最後の1プレーが濱田をツアー初優勝に近づける。
では初優勝への課題はどこになるのか? 辻村氏は、パット面について言及した。濱田は「右手が効きすぎるのを抑えるため」、現在クロウグリップでツアーを戦っている。左手は普通にパターを握り、右手は指を伸ばして手の甲を正面に向けグリップに添えるだけという、パターの握りの1つだ。
賞金ランク52位だった2017年は、パーオン率が24位だったのに対し、平均パットはパーオンホール、1ラウンドあたりでともに86位。初めて賞金シードを獲得した昨年もパーオン率は25位ながら、平均パット数はパーオンホール44位、1ラウンドあたり68位と、グリーン上が平均、あるいはそれよりも下という位置にとどまっている。先週の試合は3日間のパット数が初日から「25」、「27」、「29」で、平均27回は全体3位の数字だ。これだけパターが安定すると、しっかりと成績を残せる選手になれることが分かる。
実際に今年のパット数はパーオンホールで34位と上昇傾向も見られる。まだ1ラウンドあたりは84位だが、「フィーリングがとてもよくなった」と濱田も話すクロウグリップの効果が数字にあらわれ始めているのかもしれない。
辻村氏は、「ショットメーカーだからこそのパターの悩みというものがあります。ピンに絡むショットを多く放つことができるがゆえに、『短い距離のパットを外した』というイメージが強く残ってしまうことがあります」と話す。ここから濱田のグリーン上の数字がさらに上がることを期待する。
「長い間パットがうまい選手は、ストロークを体の中心で考えています。パットに悩んでいる選手は、どうしても指先のフィーリングなど末端を気にしたり、『どうストロークするか』ということばかりに考えがいきすぎてしまいます。これはパターに悩んでいる人全般にいえることですが、いい意味で“鈍感”になることも大事なことかもしれませんね」
正確なショットは折り紙つき。最後の1プレーが濱田をツアー初優勝に近づける。