これまでゴルフと縁のなかった人から、ゴルフについて尋ねられることが、急に増えた。きっかけはもちろん、渋野日向子の「全英AIG女子オープン」優勝だ。優勝直後は、連日、スポーツニュースやワイドショーが渋野の動向を伝えたこともある。それ以上にそこで描き出された渋野のキャラクターが、親しみやすいものだったことも大きいだろう。
ミヤギでもこれだけの人が集まった【写真】
「しぶこってどんな選手?」「取材したことある?」に始まり「ゴルフって、どうやって見に行くの?」「えっ!?テレビ生(中継)じゃないこともあるの?なんで?」と続く。さらにはゴルフそのものの内容に至り、中には「やってみたい」と言う人もいる。一つ一つに答えるたびに「そうか、ここがわからないところなんだな」、「伝えられていないのはこの部分かぁ」と実感する。「ゴルフファンを増やしたい」、「ゴルファーを増やしたい」という業界にとってはいずれも参考になる言葉ばかりだ。
29日夜、NHKBSで放送された番組に出演する機会を得た。そこでMCを務めるミッツ・マングローブ氏も、面白い突っ込みを連発してくれた。「ゴルフ(の世界)って、お金のことをすごく言う気がする」という話に対して、そこにいたプロ3名と自分でを明しているうちに気がついた。「やはり、日頃からの伝え方が足りない」と。個人競技のため、年間通してランク付けするために、獲得賞金が一番わかりやすいモノサシだったこと。そのモノサシは、トップを決めるためだけでなく、翌年の出場権をかけたシード権を決める際にも重要であること、などなど。最近は成績によるポイントも重視され始めているが、長い間、このモノサシが使われ続けてきた。
まもなく開幕する「日本女子オープン」を前に、渋野、畑岡奈紗の2人を中心にした黄金世代がテーマだったこの番組。すでに9人もがツアー優勝を飾っている世代であるという話もあったため、さらに説明した。「9人勝っているのはもちろんすごいが、そもそもツアーに出場できていなければ優勝できないのだから、その9人をはじめ、たくさん出場していることもすごい」と。言ってから気がついた。確かに、この部分の説明が日頃から足りていないことに。
メジャータイトルを取った渋野、アマチュアとしてプロとして国内最高峰の大会を連覇し、米国でも実績を挙げ、今年は「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でも圧勝している畑岡らは、いうまでもなく“女子ツアーの光”。黄金世代の活躍も光の部分に他ならない。それにスポットライトを当てるあまり、光源だったり、周囲の環境などがすっぽりと抜けてしまっていることが、前出の様々な会話によって浮き彫りになってきた。
ミヤギでもこれだけの人が集まった【写真】
「しぶこってどんな選手?」「取材したことある?」に始まり「ゴルフって、どうやって見に行くの?」「えっ!?テレビ生(中継)じゃないこともあるの?なんで?」と続く。さらにはゴルフそのものの内容に至り、中には「やってみたい」と言う人もいる。一つ一つに答えるたびに「そうか、ここがわからないところなんだな」、「伝えられていないのはこの部分かぁ」と実感する。「ゴルフファンを増やしたい」、「ゴルファーを増やしたい」という業界にとってはいずれも参考になる言葉ばかりだ。
29日夜、NHKBSで放送された番組に出演する機会を得た。そこでMCを務めるミッツ・マングローブ氏も、面白い突っ込みを連発してくれた。「ゴルフ(の世界)って、お金のことをすごく言う気がする」という話に対して、そこにいたプロ3名と自分でを明しているうちに気がついた。「やはり、日頃からの伝え方が足りない」と。個人競技のため、年間通してランク付けするために、獲得賞金が一番わかりやすいモノサシだったこと。そのモノサシは、トップを決めるためだけでなく、翌年の出場権をかけたシード権を決める際にも重要であること、などなど。最近は成績によるポイントも重視され始めているが、長い間、このモノサシが使われ続けてきた。
まもなく開幕する「日本女子オープン」を前に、渋野、畑岡奈紗の2人を中心にした黄金世代がテーマだったこの番組。すでに9人もがツアー優勝を飾っている世代であるという話もあったため、さらに説明した。「9人勝っているのはもちろんすごいが、そもそもツアーに出場できていなければ優勝できないのだから、その9人をはじめ、たくさん出場していることもすごい」と。言ってから気がついた。確かに、この部分の説明が日頃から足りていないことに。
メジャータイトルを取った渋野、アマチュアとしてプロとして国内最高峰の大会を連覇し、米国でも実績を挙げ、今年は「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でも圧勝している畑岡らは、いうまでもなく“女子ツアーの光”。黄金世代の活躍も光の部分に他ならない。それにスポットライトを当てるあまり、光源だったり、周囲の環境などがすっぽりと抜けてしまっていることが、前出の様々な会話によって浮き彫りになってきた。