2週連続での畑岡との同組については、「そうだよなって感じ（笑）」と、もはや意外な気持ちはない。「（先週は）レベルの違いは感じた。100ヤード以内のショットの精度が全然違う。こんなに間近で、その差を見る機会は少ないのでいい経験ですね。今回は2日間回れるのでしっかり勉強したい」というメリットも感じている。ソヨンについては、イメージは「あまりない」と話すが、かつて世界1位にもなったことがある実力者であることに変わりない。ハイレベルなラウンドが、コースを盛り上げることになりそうだ。

「女子で1番強い人が選ばれる。日本で一番大きいメジャー大会というイメージだし、ここで勝つのは、かなり名誉なことだと思います」。日本女子オープンというタイトルにかけるモチベーションはもちろん高い。

さらに今年から賞金総額がこれまでより1000万円増額され、優勝賞金も昨年までの2800万円から3000万円と増えた。現在約1億1832万円で賞金ランクトップを走る申ジエ（韓国）と、2位・渋野（約1億707万円）の差は約1125万円。これをひっくり返し、女王レースで差をつけることもできるビッグチャンスにもなる。『日本一の称号』と、2週前に制した「デサントレディース東海クラシック」時に宣言した『賞金女王戴冠』に向け、大事な大事な4日間が間もなく始まる。（文・間宮輝憲）