それでも「アプローチは『私には寄せられないだろうな』というライだった(笑)。ダボで済んでよかった。 まだ前半だし、頑張ろうと気持ちを切り替えられました」と尾を引かず、直後の7番でバウンスバック。すると今度は8番パー3で“喜劇”がやってきた。
7番アイアンで放ったティショットは左奥のバンカーへ。すると2打目で、この残り13ヤードのバンカーショットが、コロコロ転がりカップに吸い込まれた。「バンカーショットが本当に下手なので、あれが入ったら助かりますよね(笑)。本当はグリーンにキャリーさせて止めるイメージでしたけど、そうならずカラーとグリーンの角に当たっていい感じで跳ねてくれました」。これで同組の畑岡奈紗、ユ・ソヨン(韓国)とハイタッチ。本人も驚きの表情を浮かべるプレーで、大きな拍手と歓声が起こった。
この後も9番のセカンドショットを木に当て、ボギーを喫したかと思えば、折り返し直後の10番で3m、11番で30cmのチャンスを沈め連続バーディ。さらに15番でも1mのバーディパットがカップをクルリ1回転しカップインと、最後まで“魅せるプレー”が続いた。「きょうはラッキーでしたね」と思わず笑ってしまうほどの派手な一日になった。
だが、もちろん運だけで、このスコアを稼いだわけではない。「今年一番と言ってもいいほど調子がいい」と話すショットと、「チャンスについたのはだいたい決めることができた」というパットが冴えわたった。フェアウェイを外したのも最終18番での1回と、実力を発揮したうえでの“ラッキー”だったのは言うまでもない。明日もそのプレーで、女子最高峰の舞台を盛り上げる。(文・間宮輝憲)
7番アイアンで放ったティショットは左奥のバンカーへ。すると2打目で、この残り13ヤードのバンカーショットが、コロコロ転がりカップに吸い込まれた。「バンカーショットが本当に下手なので、あれが入ったら助かりますよね(笑)。本当はグリーンにキャリーさせて止めるイメージでしたけど、そうならずカラーとグリーンの角に当たっていい感じで跳ねてくれました」。これで同組の畑岡奈紗、ユ・ソヨン(韓国)とハイタッチ。本人も驚きの表情を浮かべるプレーで、大きな拍手と歓声が起こった。
この後も9番のセカンドショットを木に当て、ボギーを喫したかと思えば、折り返し直後の10番で3m、11番で30cmのチャンスを沈め連続バーディ。さらに15番でも1mのバーディパットがカップをクルリ1回転しカップインと、最後まで“魅せるプレー”が続いた。「きょうはラッキーでしたね」と思わず笑ってしまうほどの派手な一日になった。
だが、もちろん運だけで、このスコアを稼いだわけではない。「今年一番と言ってもいいほど調子がいい」と話すショットと、「チャンスについたのはだいたい決めることができた」というパットが冴えわたった。フェアウェイを外したのも最終18番での1回と、実力を発揮したうえでの“ラッキー”だったのは言うまでもない。明日もそのプレーで、女子最高峰の舞台を盛り上げる。(文・間宮輝憲)