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どうしても競技成立を目指すなら… 選択肢を増やす一考を【記者の目】

どうしても競技成立を目指すなら… 選択肢を増やす一考を【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年10月15日 03時14分

まずは主催者、コース、選手、そしてテレビ中継の都合など様々な条件を乗り越えて、全試合が翌月曜日などに予備日を設定する必要があるのではないか。現在予備日が設定されている大会は公式戦4試合と「アース・モンダミンカップ」、「資生堂 アネッサ レディス」の6試合のみ。ほとんどの大会で設けられていないのが実情だが、逆にいえば設けようと思えば設けられるという裏返しでもある。実際に1997年の「日本女子オープン」では月曜日にプレーが行われている。

様々な事情があって予備日をつくれないことは理解できる。それができないのであれば、何か別の方法をもっと模索して欲しい。たとえば2日目が中止となるならば、初日のスタート時間をできる限り早めて18ホール以上のホールをプレーすることも可能だったはずだ。前例はないかもしれないが、規定上の問題はない。

もしくはいっそ別の日程を組んで行うか。プロ野球は雨天中止となれば別の日に試合が設けられる。基本はつながった日だが、場合によってはだいぶ先の日取りで行われることもある。わざわざ一試合のために遠征することも場合によっては起こりうる。

ここまで聞いて、空き週のない女子ツアーでは無理。そんなことをするくらいなら、中止でいいというのは簡単だ。もちろんこれらが妙案だとは思わない。選手、ギャラリー、関係者の安全を考えればどうやったって中止にするのがベストなときもある。大事なのはできる限り運任せにしないように、はじめから無理と諦めず様々な角度から考えて数多くの選択肢をつくること。もちろん数多の議論を重ねて様々な選択肢が出たとは思うが、取材をしていてまだまだ足りないように感じた。

女子ツアー規定の第40条【競技コンセプト・セカンドカット】の1番上には、『競技委員会は、各競技の実施要項で定められたホール数終了のために尽力するものとする』とある。この場合の定められたホール数というのは3日間大会であれば54ホールだ。

54ホールできなければ、45ホールの競技を目指す。それも無理だった場合に36、27と減らしていくいうことだ。そう考えれば土曜日の時点で日曜日を9ホールの競技としたのは早計だったのではないか。LPGAによれば「12日にコースが完全閉鎖だったため、コースの状況が分からなかった。コースの修復を考えれば9ホールなら確実に競技を成立することができると判断した」とのことだが、日曜日の天候、そしてコースの状況であれば18ホールできたと思う。結果論かも知れないが、18ホールを予定して9ホールにすることができるわけだから、もう少し粘っても良かった。

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