＜富士通レディース 最終日◇20日◇東急セブンハンドレッドクラブ（千葉県）◇6675ヤード・パー72＞

史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げた古江彩佳。今回の優勝で、LPGAツアー規定の『LPGAツアーの競技で優勝した臨時登録者（編集部注：アマチュア選手は臨時登録者という立場で出場）』という入会条件を満たし、プロ転向が可能となった。そして優勝後のインタビューで古江は、「（プロ宣言を）します」と声高らかに意思表明を行った。

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この後、古江は日本女子プロゴルフ協会（LPGA）への会員手続きを踏み、晴れてトーナメントプロの道を歩み始める。ただ、LPGAツアー規定第20条2.の一項に『優勝した翌週の競技においては、協会選考選手として選出しないものとする』という文言がある。古江の例でいうと、来週行われる「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」でのプロ転向は叶わず、最短で2週後の「樋口久子 三菱電機レディス」から出場が可能となる。ここから入会申請書類と入会金の納入をし、それを受けLPGAが承認作業を実施。その結果で入会が認められるという流れとなる。

すでに第1次、第2次プロテストを通過していた古江は、本来ならば再来週の11月5日〜8日に岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で行われる最終プロテストに臨む予定だったが、今回の優勝でこれを“回避”。ここまで受けたプロテストでのプレッシャーは、「今回の優勝争いの方が楽でした」と語るほど。それだけに、「ホッとしています。最終テストはしびれるだろうな思っていたので、運がよければ（トーナメントで）勝ちたい」と最高の結果が現実のものとなり胸をなでおろした。

また、この結果、シーズン最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場権もゲット。さらに、残り試合で賞金シードを獲得できなかった場合でも、この優勝で来季のフル出場権が確定した。