毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【NOBUTA GROUP マスターズGCレディース編】
え?森田理香子がキャディに挑戦!?【三菱電機レディスライブフォト】
ツアー初優勝を挙げた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」から1か月後に行われた「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で、2勝目を挙げた柏原明日架。“わずか1カ月で”という表現がふさわしそうな勝利だが、本人は優勝後「苦しい時間が続いていました」という心境を明かしていただけに、待望の瞬間となった。
大会を撮影していた鈴木祥カメラマンも、6打差を逆転した最終日の柏原のプレーをみて何度もうならされた。なかでも強いインパクトを残したのが、終盤の17番パー3だった。4日間を通じて一番難易度が高かったこのホール。さらに柏原自身も苦手と話していた場所だが、積極果敢にピンを狙ってバーディを奪い取った。そして、ここで単独トップに浮上すると、そのままトップでゴールテープを切った。
鈴木カメラマンは、このシーンを目にし「キーポイントになりそうな終盤のホールでのバーディ。ここで『多分勝つんだろうな』と思いました」と話した。柏原の1組後で回り、最後まで優勝を争ったイ・ボミ(韓国)も好調なラウンドを続けていたなか、そんな予感を抱くほどの圧巻の場面だった。
今回の1枚に選んだのも、もちろんその17番での一コマ。バーディパットを決めた後に柏原が見せたガッツポーズがそれだ。「状態もよさそうですし、力強くこぶしを握るこんな場面が、今後さらに増えそうですね」(鈴木カメラマン)。今季の残り5試合で「もう1勝したい」という目標を掲げる柏原だが、この凛とした表情を見ると、その実現も決して難しいものではない気がする。
え?森田理香子がキャディに挑戦!?【三菱電機レディスライブフォト】
ツアー初優勝を挙げた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」から1か月後に行われた「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で、2勝目を挙げた柏原明日架。“わずか1カ月で”という表現がふさわしそうな勝利だが、本人は優勝後「苦しい時間が続いていました」という心境を明かしていただけに、待望の瞬間となった。
大会を撮影していた鈴木祥カメラマンも、6打差を逆転した最終日の柏原のプレーをみて何度もうならされた。なかでも強いインパクトを残したのが、終盤の17番パー3だった。4日間を通じて一番難易度が高かったこのホール。さらに柏原自身も苦手と話していた場所だが、積極果敢にピンを狙ってバーディを奪い取った。そして、ここで単独トップに浮上すると、そのままトップでゴールテープを切った。
鈴木カメラマンは、このシーンを目にし「キーポイントになりそうな終盤のホールでのバーディ。ここで『多分勝つんだろうな』と思いました」と話した。柏原の1組後で回り、最後まで優勝を争ったイ・ボミ(韓国)も好調なラウンドを続けていたなか、そんな予感を抱くほどの圧巻の場面だった。
今回の1枚に選んだのも、もちろんその17番での一コマ。バーディパットを決めた後に柏原が見せたガッツポーズがそれだ。「状態もよさそうですし、力強くこぶしを握るこんな場面が、今後さらに増えそうですね」(鈴木カメラマン)。今季の残り5試合で「もう1勝したい」という目標を掲げる柏原だが、この凛とした表情を見ると、その実現も決して難しいものではない気がする。