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素朴な疑問… TOTOジャパンクラシックってなんで3日間大会なの?【記者の目】

素朴な疑問… TOTOジャパンクラシックってなんで3日間大会なの?【記者の目】

配信日時:2019年11月11日 17時35分

国内女子ツアーは、今季39試合中4日間大会が14試合。年々その数は増えているとはいえ、まだ3日間大会のほうが多い。今大会は1973年に「LPGAジャパンゴルフクラシック」という名で第1回が行われ、その後何度か大会名は変わったものの、一貫して3日間大会で行われている(1990年は短縮競技)。それにも関わらず、選手すら4日間っぽいという感覚を抱くのは、やはり“全米女子プロゴルフ協会公式戦”という枕詞がついているからではないだろうか。

現在、日本の女子ゴルフ界は“ツアー強化”を目指すうえでの一つの施策として、4日間大会を増やすためのはたらきかけを行っている。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)広報担当者によると、他の大会同様、強化の一環としてTOTOジャパンクラシックにも4日間化の要望は継続的に出しているという。

ただ、開催期間を4日間にするということは、当然ながら“1日増やせばいい”という簡単な話では済まない。例えばコスト。日数に見合った賞金額へとアップする必要も出てくるし、スタッフの人件費、コース使用料など、大会運営に必要となる支出は増えてくる。また日程面や、選手の体力面なども考慮したうえでの判断が必要となる。

大会主催社の1つ、毎日放送の担当者に聞くと、「USLPGA(米ツアー)やスポンサーの方々からも、『4日間大会』という話が出ることもあります。その話は長年協議されているテーマの一つでもあります」と1日延ばすという考えがないわけではなさそう。ただ、実現のためにはクリアすべき課題も多く、3日間大会というのが今は現実的な話のようだ。

かつて米ツアーを主戦場としていた申ジエ(韓国)は、「4日間になると選手の戦い方も変わるし、それだけ海外の選手との試合を見る時間は増える。ファンの方にとっても、これまでとは違う楽しみ方ができるかもしれませんね」と話す。ただシーズンの最後には、「大王製紙エリエールレディス」と、その年の優勝者などが出場する最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」という4日間大会が続く。TOTOも4日間になってくると、選手の負担が大きくなるのも事実。「4日間大会は好き」と言う鈴木も、「体力面を考えると3日のままがいいかも」と笑った。

見ている側としては、せっかくなら海外勢との戦いを4日間で…なんてことも思ってしまうが、これまで長年にわたり3日間で行われてきただけに、それを変更する難しさや、大会側、選手側それぞれの思惑は理解できる。ただ、4日間化という意識がまったくない、というわけではないこともうかがえた。来年以降、引き続き『そういえば3日間大会だった!』と思うのか、はたまた『4日間になったんだ!』となることがあるのか? 選手達も「雰囲気が日本のツアーとは少し違う」と話していた会場で、少しの時間、こんな素朴な疑問に思いをはせてみた。(文・間宮輝憲)

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