大江だけでなく、一ノ瀬優希、佐伯三貴も、今季限りでの現役引退を表明している。いずれも、今季はシード選手だが、賞金ランキングは一ノ瀬が80位、佐伯が69位で、シード落ちが濃厚になっている。いずれも故障から思うようなプレーができなくなってのことだ。
以前、女子プロたちのセカンドキャリアについて書いたが、それについてさらに考えさせられる状況が起きている。どれだけツアーで戦うか。それが自分で決められるのがゴルフの世界だ。シードが取れるかとれないか。というのは一つの区切りだが、そこでQTに行ってでも戦い続けるのか、それともキッパリと身を引くのか。そこがはっきりと分かれるのが近年の傾向だ。
ツアーを離れた者も多くは何らかのかたちでゴルフにかかわっていく場合が多い。後進の育成にあたっていったり、アマチュアのレッスンをしたり、プロアマやイベントなどに顔を出したり、メディアで仕事をしたりとかたちは様々だ。女子の場合は結婚して子育てに専念する者もいる。こちらの可能性を探るのもおもしろいに違いない。
戦い続けることを選んだ者は、年齢を重ねれば重ねるほど、心身ともに厳しくなる世界に身を置くことになる。大山や、やはりケガを乗り越えた表純子などのように、できる限り長く試合に出ようとあがき続ける。その姿からは、ゴルフが持つ魔力のようなものが感じられる。
いずれにしても、ツアーで戦うプロゴルファー達は、常に選択を迫られている。年々、早い時期にそのタイミングが来るようになっているなか、現在の若手たちが、いつか来るその時にどんな道を選ぶのか。先輩たちの引退劇は、若い選手達にも様々なかたちで影響を与えそうだ。(文・小川淳子)
以前、女子プロたちのセカンドキャリアについて書いたが、それについてさらに考えさせられる状況が起きている。どれだけツアーで戦うか。それが自分で決められるのがゴルフの世界だ。シードが取れるかとれないか。というのは一つの区切りだが、そこでQTに行ってでも戦い続けるのか、それともキッパリと身を引くのか。そこがはっきりと分かれるのが近年の傾向だ。
ツアーを離れた者も多くは何らかのかたちでゴルフにかかわっていく場合が多い。後進の育成にあたっていったり、アマチュアのレッスンをしたり、プロアマやイベントなどに顔を出したり、メディアで仕事をしたりとかたちは様々だ。女子の場合は結婚して子育てに専念する者もいる。こちらの可能性を探るのもおもしろいに違いない。
戦い続けることを選んだ者は、年齢を重ねれば重ねるほど、心身ともに厳しくなる世界に身を置くことになる。大山や、やはりケガを乗り越えた表純子などのように、できる限り長く試合に出ようとあがき続ける。その姿からは、ゴルフが持つ魔力のようなものが感じられる。
いずれにしても、ツアーで戦うプロゴルファー達は、常に選択を迫られている。年々、早い時期にそのタイミングが来るようになっているなか、現在の若手たちが、いつか来るその時にどんな道を選ぶのか。先輩たちの引退劇は、若い選手達にも様々なかたちで影響を与えそうだ。(文・小川淳子)