毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【伊藤園レディス編】
大江のホールアウトを見守る女子プロたち【写真】
伊藤園レディス開幕前に大江香織がツアーからの引退を表明。「これ以上自分の伸びしろが感じられない。練習してもこれ以上うまくなれない」とモチベーションの低下を理由に挙げるなか、初日に2打差の6位タイと好スタートを切ると、2日目には首位タイに浮上。優勝こそならなかったが、“最後”と決めた大会でギャラリーを熱狂の渦に包んだ。
そんな大江が初日に同組で回ったのが、仲のいい金田久美子。スタートホールから2打目地点まで肩を組むなど、最後のラウンドをともに堪能した。ホールアウト後にはサプライズで金田が大江に花束をプレゼント。さらに最終日には、金田は予選落ちしていたにもかかわらず、大江の組について最後の18ホールを見守った。
この金田とのラウンドを撮影していた鈴木祥カメラマンは、大江らしい幕引きを感じ取った。「最後の試合だというのに、いつもと変わらない表情でしたね」。そのなかの1枚に選んだのが、金田とともに手を振ったこの写真である。
「このときの笑顔はもちろん、優勝争いでも涙もなく、大江さんらしく淡々とプレーしていたのが印象的でした。これからもゴルフと関わっていくとお伺いしました。また、どこかで撮影できることを楽しみにしています」と鈴木カメラマン。大江が「一番思い出に残っている試合」に挙げた3年前の「Tポイントレディス」で、4年ぶりとなるツアー2勝目を決めて涙ぐむ姿を撮影しているだけあって、どこか寂しげな表情を見せていた。
大江のホールアウトを見守る女子プロたち【写真】
伊藤園レディス開幕前に大江香織がツアーからの引退を表明。「これ以上自分の伸びしろが感じられない。練習してもこれ以上うまくなれない」とモチベーションの低下を理由に挙げるなか、初日に2打差の6位タイと好スタートを切ると、2日目には首位タイに浮上。優勝こそならなかったが、“最後”と決めた大会でギャラリーを熱狂の渦に包んだ。
そんな大江が初日に同組で回ったのが、仲のいい金田久美子。スタートホールから2打目地点まで肩を組むなど、最後のラウンドをともに堪能した。ホールアウト後にはサプライズで金田が大江に花束をプレゼント。さらに最終日には、金田は予選落ちしていたにもかかわらず、大江の組について最後の18ホールを見守った。
この金田とのラウンドを撮影していた鈴木祥カメラマンは、大江らしい幕引きを感じ取った。「最後の試合だというのに、いつもと変わらない表情でしたね」。そのなかの1枚に選んだのが、金田とともに手を振ったこの写真である。
「このときの笑顔はもちろん、優勝争いでも涙もなく、大江さんらしく淡々とプレーしていたのが印象的でした。これからもゴルフと関わっていくとお伺いしました。また、どこかで撮影できることを楽しみにしています」と鈴木カメラマン。大江が「一番思い出に残っている試合」に挙げた3年前の「Tポイントレディス」で、4年ぶりとなるツアー2勝目を決めて涙ぐむ姿を撮影しているだけあって、どこか寂しげな表情を見せていた。