これだけでも十分に派手なラウンドだが、まだ終わらない。11番ではティショットを左に曲げOBからのダブルボギー。しかし、13番からは3連続バーディでそのミスを帳消しにした。そして17番パー5は、バンカーからのセカンドショットが池にはまってしまったが、「ボギーでいいや」という気持ちで放った8mのパーパットを決める、とどめの“劇的パー”。『TODAY -7』というスコアをリーダーボードに刻んだものの、疲労感もいっぱいのラウンドとなった。
11番でのOBや、17番の池ポチャなどがあってもすぐに気持ちを切り替えられたのは、こんな“おまじない”があったから。それが「これもゴルフだね」という言葉。「こういう時もあるよね、って。OBを打っても、池に入っても“これもゴルフ”。だからゴルフは面白いんですよね。(OBも)とにかくダボでおさまってくれ、と思えたし、全然気にせずにプレーできました」。このポジティブな思考が、プレーの流れを止めない要因となった。
連覇を狙える位置で迎える最終日の目標も、「とにかく一日ケガなく回ること(笑)。頑張るけど、そこそこで……。パターが入ったら、自然に“きょうやれるじゃん”ってなるので」というもの。肩に余分な力は入っていないようだ。時に劇的なラウンドで魅せる“シブコ劇場”もビックリの“みなみ劇場”。その舞台を演じた後でも、気負うことなく優勝争いを「楽しんで」いくつもりだ。(文・間宮輝憲)
11番でのOBや、17番の池ポチャなどがあってもすぐに気持ちを切り替えられたのは、こんな“おまじない”があったから。それが「これもゴルフだね」という言葉。「こういう時もあるよね、って。OBを打っても、池に入っても“これもゴルフ”。だからゴルフは面白いんですよね。(OBも)とにかくダボでおさまってくれ、と思えたし、全然気にせずにプレーできました」。このポジティブな思考が、プレーの流れを止めない要因となった。
連覇を狙える位置で迎える最終日の目標も、「とにかく一日ケガなく回ること(笑)。頑張るけど、そこそこで……。パターが入ったら、自然に“きょうやれるじゃん”ってなるので」というもの。肩に余分な力は入っていないようだ。時に劇的なラウンドで魅せる“シブコ劇場”もビックリの“みなみ劇場”。その舞台を演じた後でも、気負うことなく優勝争いを「楽しんで」いくつもりだ。(文・間宮輝憲)