そして、これを機に強くなったのが、「今週は“自分のため”ではなく“応援をしてくれる人たちのため”に頑張ろう」という思い。「これほど“誰かのために勝ちたい”と思ったことはなかったかもしれません」。この一心で4日間を戦い抜いた。最終日には青木コーチを“急きょ”会場に呼び出したが、これもそんな思いから。家族、ファン、コーチ……日ごろ自分を支えてくれる人たちに贈る優勝だった。
今回の優勝賞金1800万円で、今季通算獲得額は1億3791万4314円となった。1位の鈴木愛(1億5302万5665円)との差は1511万1351円に縮まり、最終戦を前に再び女王の座も視野に入ってきた。いよいよ女王戴冠という目標達成の最終章に突入するが、「試合を楽しみたい」というのが宮崎での意気込みだ。「来週は自分のためにも、応援してくれる人のためにも頑張って、いい締めくくりにしたいですね」。またも劇的な勝利を多くの人の目に焼き付けた渋野が、さらに“かっこいい”姿を見せるため、最後の大舞台へと向かっていく。(文・間宮輝憲)
今回の優勝賞金1800万円で、今季通算獲得額は1億3791万4314円となった。1位の鈴木愛(1億5302万5665円)との差は1511万1351円に縮まり、最終戦を前に再び女王の座も視野に入ってきた。いよいよ女王戴冠という目標達成の最終章に突入するが、「試合を楽しみたい」というのが宮崎での意気込みだ。「来週は自分のためにも、応援してくれる人のためにも頑張って、いい締めくくりにしたいですね」。またも劇的な勝利を多くの人の目に焼き付けた渋野が、さらに“かっこいい”姿を見せるため、最後の大舞台へと向かっていく。(文・間宮輝憲)