「グリーンが例年よりも重たいので、切れ方がちょっと違うような気がします。ラインが合っていないのもあると思うのですが…。芝が長いのでちょっとしたところで切れる部分は、自分でコントロールしようがないですね」
そこまで苦しみながらも、女王の可能性を十分に残しているのはさすがといったところ。鈴木は単独2位以上なら文句なし。渋野、申ジエ(韓国)が単独2位でも、9位以上に入っていれば2度目の女王の座に就くことができる。首位とは6打差、2位とは5打差。十分に逃げ切りは可能だ。
女王争いの重圧ともうまく付き合えている。「3連勝する前はジエさんか渋野さんが勝つと思っていた人が多いと思う。最後もいい意味でそういった人たちを裏切って女王になれたらいい。ここまでこれたことを幸せに感じながら、あとはどれだけできるかですね」と一昨年に初めて戴冠したときのような気負いはない。
「人のことを考えても、人のことを願っても仕方ない。それでスコアが良くなるわけでもないし、自分が伸ばして終わりたい」と意気込む鈴木。キーになるのは、やはりグリーン上だ。「もう策はないです(笑)。これまで入っていない分、あしたくらいは入るだろうと思って頑張ります」。ようやく手をかけた女王の座。自らの手でもぎ取ってみせる。(文・秋田義和)
そこまで苦しみながらも、女王の可能性を十分に残しているのはさすがといったところ。鈴木は単独2位以上なら文句なし。渋野、申ジエ(韓国)が単独2位でも、9位以上に入っていれば2度目の女王の座に就くことができる。首位とは6打差、2位とは5打差。十分に逃げ切りは可能だ。
女王争いの重圧ともうまく付き合えている。「3連勝する前はジエさんか渋野さんが勝つと思っていた人が多いと思う。最後もいい意味でそういった人たちを裏切って女王になれたらいい。ここまでこれたことを幸せに感じながら、あとはどれだけできるかですね」と一昨年に初めて戴冠したときのような気負いはない。
「人のことを考えても、人のことを願っても仕方ない。それでスコアが良くなるわけでもないし、自分が伸ばして終わりたい」と意気込む鈴木。キーになるのは、やはりグリーン上だ。「もう策はないです(笑)。これまで入っていない分、あしたくらいは入るだろうと思って頑張ります」。ようやく手をかけた女王の座。自らの手でもぎ取ってみせる。(文・秋田義和)