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「長かった」“激動の1年”の締めくくりはバーディ 渋野日向子、逆転女王ならずも悔いはなし

「長かった」“激動の1年”の締めくくりはバーディ 渋野日向子、逆転女王ならずも悔いはなし

配信日時:2019年12月1日 15時45分

渋野日向子の2019年シーズンが終わりを告げた
渋野日向子の2019年シーズンが終わりを告げた (撮影:岩本芳弘)
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇1日◇宮崎CC(宮崎県)◇6535ヤード・パー72)>

女王戴冠にあと1歩及ばなかった。2打差の3位からスタートした渋野日向子は、3バーディ・1ボギーでトータル7アンダーまでスコアを伸ばしたが、優勝したペ・ソンウ(韓国)には4打及ばず。古江彩佳と並ぶ2位タイに終わり、今季の目標に掲げてきた賞金女王戴冠はならなかった。

鈴木愛を祝福する渋野日向子【大会ライブフォト】

スタートからなかなかチャンスにつかない。前半9ホールはパーを並べるなど、じっとガマンのラウンドが続いた。スコアが動いたのが12番パー3。ここで、あとわずかでホールインワンというティショットを放ち、ようやく初バーディが生まれた。すると直後の13番パー5でも花道からの三打目を1m以内に寄せて連続バーディ。追撃態勢に入った。

しかしパーを挟んで迎えた15番パー4で、追い上げムードに水を差すボギーが来る。1つ後ろを回るソンウが快調にスコアを伸ばすなか、16番、17番でも伸ばすことができず。歯がゆい展開が続いた。最終18番では約3mのバーディパットを沈め古江と並ぶ2位タイでホールアウトを迎えたが、すでにソンウとの差は大きく開いていた。

鈴木愛がトップ10入りを確定させていたため、ホールアウト時点ではすでに優勝のみが女王戴冠条件になっており、実質的な終戦だった。結局、賞金女王の座には今大会を5位タイでフィニッシュした鈴木がついたが、渋野はラウンド後に今年の女王を笑顔で祝福。やり切ったという表情を浮かべた。

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