試合後の会見では「応援してくれる人」、「感謝」、「支えられた」。そういった単語が何度も飛び出した。それは「全英AIG女子オープン」ではキャディも務めてくれた青木翔コーチに対しても、もちろん同じ気持ちだ。
「私がここまでの選手になれたのは青木さんに出会ったから。たくさんのことを教えてもらえたから今の自分があります。ありがとうございます、という気持ちしかないです」
ここまで感謝を口にするようになったのは「伊藤園レディス」で予選落ちを喫してからだ。母・伸子さんはいう。「予選落ちでみなさんに支えられているということを改めて思い出したのだと思います。考える時間ができたので」。こうして迎えた「大王製紙エリエールレディス」では、「今週は“自分のため”ではなく“応援をしてくれる人たちのため”に頑張ろう」という気持ちで優勝し、それが明確になった。
会見場を後にするときも深々と「ありがとうございました」と頭を下げて退席した渋野。激動の1年を経ても、変わらない気持ちとともに今年最後の試合を締めくくった。(文・秋田義和)
「私がここまでの選手になれたのは青木さんに出会ったから。たくさんのことを教えてもらえたから今の自分があります。ありがとうございます、という気持ちしかないです」
ここまで感謝を口にするようになったのは「伊藤園レディス」で予選落ちを喫してからだ。母・伸子さんはいう。「予選落ちでみなさんに支えられているということを改めて思い出したのだと思います。考える時間ができたので」。こうして迎えた「大王製紙エリエールレディス」では、「今週は“自分のため”ではなく“応援をしてくれる人たちのため”に頑張ろう」という気持ちで優勝し、それが明確になった。
会見場を後にするときも深々と「ありがとうございました」と頭を下げて退席した渋野。激動の1年を経ても、変わらない気持ちとともに今年最後の試合を締めくくった。(文・秋田義和)