日本参戦初年度から活躍できたのには、こんな理由があった。「クラブハウスのロッカーにある体のケアを行うところで、韓国の選手はもちろん、勝みなみさんや松田鈴英さん、金澤志奈さんといった選手の方々と仲良くなれたことでツアーに馴染むことができました」。それらの選手と韓国の化粧品などの情報交換をしている姿は、すっかりよく見る光景となった。
もちろん同郷の先輩たちが土壌をつくってくれたことも忘れてはならない。「私は韓国の選手で一番年下ということもあって、たくさんのアドバイスをいただけます。特に(ペ・)ヒギョンプロは美味しいお店や、ゴルフ以外の部分でもいろいろ教えてくださるので非常に助かっています」。周りを囲む先輩が、プレーしやすい環境を整えていてくれる。
その中でも一番の大先輩・李知姫(韓国)はロールモデルだ。「今大会の開幕前に知姫プロとお話ししたときに、日本で19年もプレーされていて、この大会にも15回も出場されたと聞きました。私もそのように長い間活躍できるプロになりたいと思います」。その知姫に「私は40歳までプレーしたいです」と話すと、「目の前の1年1年をこなしていくことが大事」とアドバイスされたという。
これで3年間の複数年シードも獲得。「3年もいられると思うと社員になったようですね(笑)。シードの心配をしないでプレーできるのはうれしいです。来年はもっと果敢に攻めたいですね」。とはいえ慢心はない。「今年は学ぶ姿勢でやってきました。その姿勢は変わりませんが、来年はもう少し余裕をもってギャラリーさんとともに戦っていけるように頑張りたい」。
さらに上に行くための課題も分かっている。「賞金ランキング上位の顔ぶれを見ればパターがうまくなければいけないのは明らかです。それに日本のセッティングではユーティリティを上手く打てないとだめ」と向上心は尽きない。「本当に日本に来て良かった」。そう話した25歳は、来年さらにツアーを盛り上げてくれそうだ。(文・秋田義和)
もちろん同郷の先輩たちが土壌をつくってくれたことも忘れてはならない。「私は韓国の選手で一番年下ということもあって、たくさんのアドバイスをいただけます。特に(ペ・)ヒギョンプロは美味しいお店や、ゴルフ以外の部分でもいろいろ教えてくださるので非常に助かっています」。周りを囲む先輩が、プレーしやすい環境を整えていてくれる。
その中でも一番の大先輩・李知姫(韓国)はロールモデルだ。「今大会の開幕前に知姫プロとお話ししたときに、日本で19年もプレーされていて、この大会にも15回も出場されたと聞きました。私もそのように長い間活躍できるプロになりたいと思います」。その知姫に「私は40歳までプレーしたいです」と話すと、「目の前の1年1年をこなしていくことが大事」とアドバイスされたという。
これで3年間の複数年シードも獲得。「3年もいられると思うと社員になったようですね(笑)。シードの心配をしないでプレーできるのはうれしいです。来年はもっと果敢に攻めたいですね」。とはいえ慢心はない。「今年は学ぶ姿勢でやってきました。その姿勢は変わりませんが、来年はもう少し余裕をもってギャラリーさんとともに戦っていけるように頑張りたい」。
さらに上に行くための課題も分かっている。「賞金ランキング上位の顔ぶれを見ればパターがうまくなければいけないのは明らかです。それに日本のセッティングではユーティリティを上手く打てないとだめ」と向上心は尽きない。「本当に日本に来て良かった」。そう話した25歳は、来年さらにツアーを盛り上げてくれそうだ。(文・秋田義和)