結果、このバーディパットはカップからそれて2mオーバー。さらに続く返しのパーパットもまさかのカップインならず。悪くとも2パットでおさめたい距離から、痛恨の3パット。これで3位タイに転落し、優勝がついえた。「プレーオフにすら行けず、あれは一番悔しかった」。優勝争いの張り詰めた場面は、一瞬にして呆然の時間に変わってしまった。
この大会を終えた後も「悔しくて、いつまでも言っています(笑)。『あの軽井沢の18番』っていうのは、もはや自虐ネタですね」と、何度も悔しさを口にしたというこのパットは、「本当に、もう少し何とかなったよなって…今でも思います」と深く記憶に刻み込まれるものになった。今年のスポーツ界の一つの名シーンとなった、あの全英制覇を決めた6mの“壁ドンパット”をもしのぐ衝撃を、渋野は軽井沢の地で味わっていた。
この大会を終えた後も「悔しくて、いつまでも言っています(笑)。『あの軽井沢の18番』っていうのは、もはや自虐ネタですね」と、何度も悔しさを口にしたというこのパットは、「本当に、もう少し何とかなったよなって…今でも思います」と深く記憶に刻み込まれるものになった。今年のスポーツ界の一つの名シーンとなった、あの全英制覇を決めた6mの“壁ドンパット”をもしのぐ衝撃を、渋野は軽井沢の地で味わっていた。