はじめての海外試合に挑む渋野日向子にはプレッシャーなど一切なかった。「予選通過できればいい、という感じです」と話していた通り、まずは「学ぶ」姿勢で乗り込むはずだった。
全英のあの名シーンを写真で振り返る【写真】
初の海外女子メジャー「全英AIG女子オープン」。のちに、「人生が変わった1週間」と表現した大会は、そんな気持ちで乗り込んだ場だった。結果を求めるよりも、世界との差を知る機会と捉えていた。
楽な気持ちで乗り込んだはずだったが、思ったよりも海外の生活が渋野にとってはストレスになり、「早く日本に帰りたい」という気持ちが募っていく。そんななかでも、コースにいるときの渋野は明るかった。調子も悪くなく、いつしか目標は翌年の出場権を得られる15位以内へと変わり、いつもと変わらぬ調整を重ねた。
大会初日。早いスタートとなった渋野は、快調にスコアを伸ばし、上がってみれば「66」の6アンダー。ホールアウト時点でトップに立ち、全選手のプレーを終え首位と1打差の2位タイと、最高のスタートを切った。
「自分でもびっくり。なんでこんなにバーディが獲れているのかと、気持ち悪かった(笑)」と、7バーディ・1ボギー。後半は3連続に加え上がり2連続バーディという内容だった。「傾斜を使って攻めようとか考えたけどダメだったので、後半はぜんぶピンを狙いました」と、持ち前の前向きなゴルフでバーディを量産。日本のルーキーに一気に期待が集まり、海外メディアも渋野を気にし始めた。
全英のあの名シーンを写真で振り返る【写真】
初の海外女子メジャー「全英AIG女子オープン」。のちに、「人生が変わった1週間」と表現した大会は、そんな気持ちで乗り込んだ場だった。結果を求めるよりも、世界との差を知る機会と捉えていた。
楽な気持ちで乗り込んだはずだったが、思ったよりも海外の生活が渋野にとってはストレスになり、「早く日本に帰りたい」という気持ちが募っていく。そんななかでも、コースにいるときの渋野は明るかった。調子も悪くなく、いつしか目標は翌年の出場権を得られる15位以内へと変わり、いつもと変わらぬ調整を重ねた。
大会初日。早いスタートとなった渋野は、快調にスコアを伸ばし、上がってみれば「66」の6アンダー。ホールアウト時点でトップに立ち、全選手のプレーを終え首位と1打差の2位タイと、最高のスタートを切った。
「自分でもびっくり。なんでこんなにバーディが獲れているのかと、気持ち悪かった(笑)」と、7バーディ・1ボギー。後半は3連続に加え上がり2連続バーディという内容だった。「傾斜を使って攻めようとか考えたけどダメだったので、後半はぜんぶピンを狙いました」と、持ち前の前向きなゴルフでバーディを量産。日本のルーキーに一気に期待が集まり、海外メディアも渋野を気にし始めた。