さらに今年は、今の河本を後押しするイベントが控える。それが東京五輪だ。「心の奥底で自分を奮い立たせている(のが五輪)。これがないと米国の挑戦も縮こまってしまう。その思いがあるからこそ、今こうなっている。他の人が無理だと思っていることを、やってやりたいなと思っています」。五輪出場を決める世界ランクを見ると、現在6位の畑岡奈紗、11位の渋野日向子、14位の鈴木愛が“日本代表争い”をリードする存在。河本は62位で、日本勢6番手という立場だ。『各国上位2名』、もしくは『世界ランク15位までの各国4名』に与えられる権利を目指すことも、その情熱を支える大きな要因となる。
「早く目標を達成できるように、気持ちを入れないといけない」。21歳の若者は、あふれんばかりの大志を胸に機上の人になった。
「早く目標を達成できるように、気持ちを入れないといけない」。21歳の若者は、あふれんばかりの大志を胸に機上の人になった。