今月21日付で、NEC(日本電気株式会社)と所属契約を締結した安田祐香。同日には、港区にある同社の本社ビルで記者会見が行われたが、その期待の大きさがうかがえる時間となった。

あどけない？それとも大人っぽい？ 安田祐香のスーツ姿

日本を代表する電気メーカーの一つの所属選手となった安田は、「世界で活躍する企業の所属選手になれてうれしいです。NEC所属として恥のないよう、尊敬されるゴルファーになりたい」と、そのよろこびを話した。8月に行われる「NEC軽井沢72ゴルフ」はホステスプロとしての出場になるが、「しっかりプレーして、大会を盛り上げたいです」とすでに責任感も十分だ。

会見には“NECファミリー”からのメッセージも届けられた。なかには、かつて同社の冠番組にも出演した岡本綾子からのものも。そこで「アマチュア時代の成績はいい意味で忘れて、まずはプロとして1年間戦い抜く強い身体を作ることが大切」という助言とともに、「周囲からの大きな期待に不安を感じることも時にはあるかもしれません。そんな時こそ私は『明日は明日の風が吹く』という言葉を胸にプレーしてきました。目標を見据え、夢に向かって頑張ってください。練習はウソをつきません！」という言葉も送られた。

この日本女子ゴルフ界の“レジェンド”に加え、同社から長くサポートを受ける福嶋晃子、2013年から所属する原江里菜からのメッセージも読み上げられた。これで安田は「全員すごい方。仲間入りができて光栄ですし、早く追いつけるように頑張りたいです」と、改めて今回の契約の重みを感じた様子だった。

アマチュア時代から数々のタイトルを獲得し、プロトーナメントでも活躍を続けた“大型ルーキー”とあって、プロデビュー前からその注目度は高い。