−その2人に対して、申ジエ選手はまたしても賞金女王を逃しました
そうですね。申ジエさんは誰もが認める実力差。その前の年も絶対に賞金女王を獲りたいと思っていただろうし、いつかは獲れると思いながらどんなにいいプレーをしても、誰か1人上がいることもあるというのがゴルフ。また、「今年こそは」という気持ちもあるんだと思うけど、それがどこまで続くのかなという、違う興味もまたあります。
−その中で平均ストローク60台という史上初の偉業を成し遂げました
数字的な部分で彼女が目標に立てたのが60台。彼女は賞金よりも平均ストロークが一番のプライドだと想像します。もちろん賞金女王を獲るのは願いですし、獲れないわけじゃない選手。平均ストロークで1位を獲れたこと、記録をつくれたことは、プライドが保たれたところだと思います。
優勝したツアー最高額の「アース・モンダミンカップ」の最終日に強風が吹いた中での9番のパー3の攻め方なんかは、やっぱり他の人とのレベルの違いを見せつけていました。悪条件や攻めづらいピン位置、経験と技術を本当に感じます。彼女のモチベーションはまだまだある。自分のことを見失ってないと思いますね。
森口祐子(もりぐち・ゆうこ)/1955年4月13日生まれ、富山県出身。日本女子オープンなど通算41勝を挙げ、国内女子ツアーで6人しかいない永久シード保持者の一人。一男一女の母でもある。現在は解説者としても活躍中。
そうですね。申ジエさんは誰もが認める実力差。その前の年も絶対に賞金女王を獲りたいと思っていただろうし、いつかは獲れると思いながらどんなにいいプレーをしても、誰か1人上がいることもあるというのがゴルフ。また、「今年こそは」という気持ちもあるんだと思うけど、それがどこまで続くのかなという、違う興味もまたあります。
−その中で平均ストローク60台という史上初の偉業を成し遂げました
数字的な部分で彼女が目標に立てたのが60台。彼女は賞金よりも平均ストロークが一番のプライドだと想像します。もちろん賞金女王を獲るのは願いですし、獲れないわけじゃない選手。平均ストロークで1位を獲れたこと、記録をつくれたことは、プライドが保たれたところだと思います。
優勝したツアー最高額の「アース・モンダミンカップ」の最終日に強風が吹いた中での9番のパー3の攻め方なんかは、やっぱり他の人とのレベルの違いを見せつけていました。悪条件や攻めづらいピン位置、経験と技術を本当に感じます。彼女のモチベーションはまだまだある。自分のことを見失ってないと思いますね。
森口祐子(もりぐち・ゆうこ)/1955年4月13日生まれ、富山県出身。日本女子オープンなど通算41勝を挙げ、国内女子ツアーで6人しかいない永久シード保持者の一人。一男一女の母でもある。現在は解説者としても活躍中。