トップで無理に大きなためをつくるわけでもなく、インパクト後も頭が残ったまま。まさに瞬発力とインパクト後のクラブのリリースの速さが特長。海外選手でいうならば、小柄ながら瞬発力とスピードで飛ばすローリー・マキロイ（北アイルランド）か。クラブフェースの使い方、スイング軌道、地面の使い方と、飛ばしの要素満載。日本女子版マキロイが、今年は異次元の飛距離を見せてくれるだろう。

大江香織（おおえ・かおり）/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と2020年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。