一発合格で無事プロ入りの資格を得た山下は、12月に行われたQTでも13位となり、今季のレギュラーツアー前半戦出場権も獲得した。その門出は順調だ。「(学校の)クラスの友達は、プロテストを受ける時もすごく応援してくれました。終わった時には、『おめでとう』など声をかけてくれて。うれしかったですね」。そういうできごとの一つひとつが、プロとしての自覚を強める要素にもなった。
2019年の「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」団体戦や、「全国高校ゴルフ選手権 女子個人の部」で優勝を果たすなど、アマチュア時代から実績を積んだ。そんな自身のプレースタイルについては、「爆発できないし、昔から耐えるゴルフが多いですね。100ヤード以内のプレーが得意。練習もそこを重点的に取り組んでいます」と分析している。ギャラリーに見てもらいたいプレーも、やはり「ショートゲーム」だ。
山下のほか、同じ世代の選手にはジャンボこと尾崎将司の愛弟子・西郷真央と、フィリピン国籍も持ち、ルーキー離れした飛距離を誇る笹生優花がいる。3人とも無事QTから来季前半戦の出場権を獲得しており、今後もライバルとしてコースでしのぎを削り合うことになる。それでも、「同級生だからこそ話せることもあるし、そういう仲間がいてよかった」と、山下にとってその存在は大きいものになりそうだ。
話を聞いていて意外に感じたのが、山下の趣味について聞いた時だった。父の影響で、幼少時からイベントなどにも足を運ぶほどのスーパーカー好き。これから始まるプロ生活における野心も、「フェラーリやランボルギーニに乗りたいです」と実に“男勝り”なものだ。高校卒業前から免許取得にも励み、コースのみならず公道でも夢への第一歩を踏み出すことになる。
「シードをしっかり獲得できるように結果を残していきたいです。ファンも大切に。自分らしく、笑顔で頑張っていこうと思います」。おっとりとした雰囲気のなかに秘める思いは熱い。そんな山下美夢有のプレーに、ぜひとも注目したい。
2019年の「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」団体戦や、「全国高校ゴルフ選手権 女子個人の部」で優勝を果たすなど、アマチュア時代から実績を積んだ。そんな自身のプレースタイルについては、「爆発できないし、昔から耐えるゴルフが多いですね。100ヤード以内のプレーが得意。練習もそこを重点的に取り組んでいます」と分析している。ギャラリーに見てもらいたいプレーも、やはり「ショートゲーム」だ。
山下のほか、同じ世代の選手にはジャンボこと尾崎将司の愛弟子・西郷真央と、フィリピン国籍も持ち、ルーキー離れした飛距離を誇る笹生優花がいる。3人とも無事QTから来季前半戦の出場権を獲得しており、今後もライバルとしてコースでしのぎを削り合うことになる。それでも、「同級生だからこそ話せることもあるし、そういう仲間がいてよかった」と、山下にとってその存在は大きいものになりそうだ。
話を聞いていて意外に感じたのが、山下の趣味について聞いた時だった。父の影響で、幼少時からイベントなどにも足を運ぶほどのスーパーカー好き。これから始まるプロ生活における野心も、「フェラーリやランボルギーニに乗りたいです」と実に“男勝り”なものだ。高校卒業前から免許取得にも励み、コースのみならず公道でも夢への第一歩を踏み出すことになる。
「シードをしっかり獲得できるように結果を残していきたいです。ファンも大切に。自分らしく、笑顔で頑張っていこうと思います」。おっとりとした雰囲気のなかに秘める思いは熱い。そんな山下美夢有のプレーに、ぜひとも注目したい。