2月下旬から3月上旬にかけて2週間にわたり宮崎で合宿を行っていたという鈴木愛。中止が相次いでいるものの、来る開幕に備えるため充実した時間を過ごした。

鈴木愛の2019年ドライバースイング【動画】

例年は1月下旬から2月中旬まで米国アリゾナ州で合宿を行い、帰国後まもなく開幕を迎えていた。今年も帰国までは同じだが、すぐさま宮崎に飛び、後輩とゴルフ漬けの生活を送った。

濃い時間をともに過ごしたのは種子田香夏と保坂真由。学年でいうと一つ下。ともに今季はステップ・アップ・ツアーを主戦場とする二人だ。ツアー会場で鈴木に声をかけ、教えを受ける選手はそういない。その中でも種子田と保坂は鈴木の練習をのぞき、質問をしに行く選手だ。

賞金女王2回。4年連続で獲得賞金1億円越え。パット名人で勝負強さはツアー随一。そんな選手が身近にいれば気になるのは選手なら当たり前。しかも練習の虫として知られる鈴木は、会場でいつも練習をしている。話しかけるチャンスはいくらでもある。「聞かれればちゃんと答えますし、教えもします（笑）」。鈴木としてはウェルカムと話すが、なかなか言い出しにくいのが本音だろう。

それでも種子田と保坂は鈴木に直談判。そんな縁もあって、初めて長期合宿が実現した。この合宿にはプロテスト受験を目指してきた鈴木の妹も参加。練習、ラウンド、食事など朝から晩まで4人で過ごし、鈴木自身も大きな刺激を受けた。