「西郷さんはシャット気味に上げていくから、これが体が開くこととの相性がいいのだと思います。私はクラブを開いて上げるタイプなので合わなかった。体も開くとクラブが開き切っちゃいますから。GGスイングをやっている他のプロをみてもシャットに上げる選手が多いと感じます」
もう1点大江が西郷の良さとして挙げたのがトップからダウンスイングにかけての腕の動き。「トップの位置から、腕を一回下にループじゃないですけど、ちょっと落としながら振っていきますよね。この動きはすごくいいと思います。高いところから下そうとするとどうしてもコックが解けやすいですし、コックが解けるとクラブヘッドが寝てしまう。そうなれば最下点の手前になりすぎてしまいます。それに合わせてヒザの動きとしてはちょっと沈む。セルヒオ・ガルシアもそうなんですけど、こういう動きの方がショットメーカーなのかなって思いますね」。クラブをシャローに入れる工夫も、西郷の良いショットを生み出していると話した。
※GGスイング
アメリカのティーチングプロであるジョージ・ガンカス氏のスイング理論。「日本オープン」で優勝したチャン・キムらが取り入れていることでも知られる。
大江香織(おおえ・かおり)/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と2020年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。
もう1点大江が西郷の良さとして挙げたのがトップからダウンスイングにかけての腕の動き。「トップの位置から、腕を一回下にループじゃないですけど、ちょっと落としながら振っていきますよね。この動きはすごくいいと思います。高いところから下そうとするとどうしてもコックが解けやすいですし、コックが解けるとクラブヘッドが寝てしまう。そうなれば最下点の手前になりすぎてしまいます。それに合わせてヒザの動きとしてはちょっと沈む。セルヒオ・ガルシアもそうなんですけど、こういう動きの方がショットメーカーなのかなって思いますね」。クラブをシャローに入れる工夫も、西郷の良いショットを生み出していると話した。
※GGスイング
アメリカのティーチングプロであるジョージ・ガンカス氏のスイング理論。「日本オープン」で優勝したチャン・キムらが取り入れていることでも知られる。
大江香織(おおえ・かおり)/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と2020年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。