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10年目に直面した難局 小林浩美会長が繰り返し述べた「命」のことば

10年目に直面した難局 小林浩美会長が繰り返し述べた「命」のことば

配信日時:2020年3月31日 07時00分

総会後、記者会見に臨んだJLPGAの小林浩美会長の表情は曇るばかりだった。隆盛を極めているといっても過言ではない国内女子ツアー、次々と出現するヒロインによりギャラリー数は増加しテレビ視聴率も上昇した19年。ところが20年は未曾有の事態が日常生活を脅かし、ゴルフトーナメント開催どころではなくなっているからだ。

小林会長は、会見で何度も「健康と命の問題」と繰り返した。有名人にも死者、感染者が出るなど、国民の不安をいちだんと引き起こす事態となっているなか、ツアーを開催することが正しいのか正しくないのか。むろん、感染拡大のリスクが1%でもあるならば、開催はするべきではない。しかし、JLPGAは実質の主催者ではなく、各スポンサーが主催者として大会を開催しているのが日本のシステム。小林会長の思惑だけではことは運べないのが現状だ。

各主催者が試合をやりたいといえば、JLPGAとしても協議をせざるを得ない。しかし、万が一の事態が起こっては取り返しのつかないことになるのは明らか。普段は底抜けに明るい小林会長が「健康や命にかかわる重大な問題」と繰り返し話す姿は、本当につらそうだった。

「本当に先が見えない。毎週主催者の方々とお話をし、状況を鑑み…。いつ(シーズンが)はじまるのか未定です」と声を絞り出した小林会長。「リスクは最小限にとどめたい。いまの状況でお客さんを入れるのは相当ハードルが高い…」。終始、苦しげな表情で記者の質問に答えた。

米国や欧州ツアーはツアー自身が試合の主催権を持ち、すでに5月中旬までの全試合を中止か延期する方向で決定しているが、国内ツアーは前述の通り主催者が権限を保有する。そのため、大会開催ギリギリまで開催、中止、延期、無観客といった議論が主催者とJLPGAのあいだで行われる。そのためにギリギリの決断・発表になることについて、小林会長も胸を痛めていると吐露した。

5月にはJLPGAが主催する「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を控える。「主催大会だし、やりたいのはやまやま。どの試合もやりたい…」と苦悶の表情で記者に思いを打ち明けた小林会長。会長5期目の最終年に直面したコロナ禍。いま、ベストな選択は何なのか。「命」を最優先に判断し、難局を乗り越えてもらいたい。(文・高桑均)

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