「我々はピラミッドの頂点にいるとは思っていません。一番下から支えるのがサッカー協会」
早くコースで見たい!渋野日向子らトップ選手のドライバースイング連続写真集
4月14日の日刊スポーツ1面に掲載された、日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三会長の言葉は、リーダーとしての姿勢をはっきりと示している。
新型コロナウイルス感染拡大によって、世界中が疲弊し、危機的状況に陥っている。「瀬戸際」が続いている日本でも医療崩壊の危機は、すぐそこまで来ている。日常が失われるなか、活動自体がほぼ停止に追い込まれているスポーツ界も同様だ。人を集めるイベントである試合ができないのはもちろん、集団での練習もままならない。アスリートたちは自分の心技体を保つ努力をしつつ、経済的にも先の見えない日々に、不安を抱えている。
誰もが経験したことがない状況であることはまちがいない。それをどう分析し、判断し、ダメージを最小限にとどめつつ、今後につなげていくか。リーダーは、そのためにこそいる。
プロアスリートの世界は、その競技が構成するピラミッドの頂点にある。頂点が象徴であるのはまちがいないが、決してそれがすべてではないし、常に優先されるべきでもない。頂点さえよければ自然に裾野は広がり、競技が繁栄していく、というものでもない。頂点をより高くすることと並行して、裾野をより広くしていかなければ、ピラミッドは支えられない。
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4月14日の日刊スポーツ1面に掲載された、日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三会長の言葉は、リーダーとしての姿勢をはっきりと示している。
新型コロナウイルス感染拡大によって、世界中が疲弊し、危機的状況に陥っている。「瀬戸際」が続いている日本でも医療崩壊の危機は、すぐそこまで来ている。日常が失われるなか、活動自体がほぼ停止に追い込まれているスポーツ界も同様だ。人を集めるイベントである試合ができないのはもちろん、集団での練習もままならない。アスリートたちは自分の心技体を保つ努力をしつつ、経済的にも先の見えない日々に、不安を抱えている。
誰もが経験したことがない状況であることはまちがいない。それをどう分析し、判断し、ダメージを最小限にとどめつつ、今後につなげていくか。リーダーは、そのためにこそいる。
プロアスリートの世界は、その競技が構成するピラミッドの頂点にある。頂点が象徴であるのはまちがいないが、決してそれがすべてではないし、常に優先されるべきでもない。頂点さえよければ自然に裾野は広がり、競技が繁栄していく、というものでもない。頂点をより高くすることと並行して、裾野をより広くしていかなければ、ピラミッドは支えられない。