本来であれば、きょう17日(金)に初日を迎えているはずだった「KKT杯バンテリンレディス」。熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に3日間の熱戦が繰り広げられるはずだったが…、ご存じの通り新型コロナウイルス感染拡大の影響で残念ながら中止になってしまった。
ちょっとあどけない?1年前のシブコがピース!【写真】
多くのドラマが生まれてきた本大会だが、今ツアーで最も勢いがある黄金世代の躍進の幕開けとなったのもこの試合だった。2014年に当時高校1年生の勝みなみが女子プロツアー史上最年少優勝となる15歳293日で、史上4人目(当時)となるアマチュア優勝を果たした。ここから柏原明日架や堀琴音、森田遥といったアマチュア勢が毎試合のように上位に食い込むように。いわゆる“アマチュア旋風”のスタートである。
そして、昨年大会では渋野日向子が史上2人目となる最下位からの予選突破。その後の活躍は言うまでもないが、渋野はのちに「あそこから始まったのかなと思います」と快進撃のスタート地点に、この熊本の地を挙げている。そういった意味ではシンデレラ生誕のトーナメントと呼んでもいいだろう。
また、熊本地震で中止となった16年大会も忘れてはならない。開幕前日の4月14日午後9時26分に熊本地方を震央とする震度7の大地震が発生。コースはクラブハウス内の一部水道管が破裂するなどの被害が出た。当初は初日の競技のみ中止が発表されたのだが、翌15日に全日程が白紙に。さらにその日の深夜1時25分にも、コースから近い益城町などで震度7を観測。その後も震度5以上の余震が続くなど、熊本県に甚大な被害を及ぼした。
それから1年後の17年大会では、地元熊本県出身の上田桃子が2日目を終えて単独首位に立つ活躍。大きな期待を背負って最終日をスタートさせた。しかし2位に2打差をつける首位で最終ホールを迎えるも、ここで1mのパーパットを外し痛恨のボギー。これで2位に並ばれると、プレーオフのすえに敗れた。ホールアウト後、「熊本県人として情けない」と大粒の涙を流す姿は今なお地元のゴルフファンの胸に刻まれていることだろう。
ちょっとあどけない?1年前のシブコがピース!【写真】
多くのドラマが生まれてきた本大会だが、今ツアーで最も勢いがある黄金世代の躍進の幕開けとなったのもこの試合だった。2014年に当時高校1年生の勝みなみが女子プロツアー史上最年少優勝となる15歳293日で、史上4人目(当時)となるアマチュア優勝を果たした。ここから柏原明日架や堀琴音、森田遥といったアマチュア勢が毎試合のように上位に食い込むように。いわゆる“アマチュア旋風”のスタートである。
そして、昨年大会では渋野日向子が史上2人目となる最下位からの予選突破。その後の活躍は言うまでもないが、渋野はのちに「あそこから始まったのかなと思います」と快進撃のスタート地点に、この熊本の地を挙げている。そういった意味ではシンデレラ生誕のトーナメントと呼んでもいいだろう。
また、熊本地震で中止となった16年大会も忘れてはならない。開幕前日の4月14日午後9時26分に熊本地方を震央とする震度7の大地震が発生。コースはクラブハウス内の一部水道管が破裂するなどの被害が出た。当初は初日の競技のみ中止が発表されたのだが、翌15日に全日程が白紙に。さらにその日の深夜1時25分にも、コースから近い益城町などで震度7を観測。その後も震度5以上の余震が続くなど、熊本県に甚大な被害を及ぼした。
それから1年後の17年大会では、地元熊本県出身の上田桃子が2日目を終えて単独首位に立つ活躍。大きな期待を背負って最終日をスタートさせた。しかし2位に2打差をつける首位で最終ホールを迎えるも、ここで1mのパーパットを外し痛恨のボギー。これで2位に並ばれると、プレーオフのすえに敗れた。ホールアウト後、「熊本県人として情けない」と大粒の涙を流す姿は今なお地元のゴルフファンの胸に刻まれていることだろう。