しかし、そこから状況は悪化の一途をたどることに。徐々に中止決定のタイミングも早まり、現時点で男女ともに最低でも5月いっぱいは大会が行われないことが決まっている。「選手の移動もできない状況。県外に出るとなると、余計に難しいですよね」。担当するはずだった大会は、こうして1試合、また1試合と開催をとりやめた。
以前、1つの大会運営にかかる費用は、規模に応じておおよそ5000万円〜1億円程度で計画されるという話を聞いたことがある。そこから経費を引いたものが運営会社の利益になるわけだが、このまま中止という事態が続けば、売り上げベースで億単位の損失が計上されることにもなる。さらに、一般企業が冠スポンサーを務めるゴルフトーナメントにおいて、経済の停滞は来年以降の試合開催にも影響するため、ここも無視することはできない問題になるだろう。この事実が、不安をあおっても何ら不思議ではない。
ただこの状況でも、「今後トーナメントを控えるどの主催者も、『やりたい』という気持ちを持って動いています。ここからも政府の見解や、プロ野球、Jリーグなど他の競技団体の動向を見ながら、決断がくだされることになります」と、何とか状況が好転することを祈り、きょうもオンライン上で今後に向けた意見交換が行われる。
米国男子ツアーは先日、6月の試合再開を目指す意向を示し、新たに組み直したスケジュールも発表した。もちろんまだ楽観視できる状況ではないが、「個人的にうれしいニュースですし、うまく始まってくれればいいなと思います。何かきっかけが欲しい。期待したいですね」と、海の向こうから伝わってくるニュースも一つの希望になっている。今は世界が一刻も早く以前のような“日常”を取り戻し、再びスポーツに興じることができるのを願うばかりだ。
以前、1つの大会運営にかかる費用は、規模に応じておおよそ5000万円〜1億円程度で計画されるという話を聞いたことがある。そこから経費を引いたものが運営会社の利益になるわけだが、このまま中止という事態が続けば、売り上げベースで億単位の損失が計上されることにもなる。さらに、一般企業が冠スポンサーを務めるゴルフトーナメントにおいて、経済の停滞は来年以降の試合開催にも影響するため、ここも無視することはできない問題になるだろう。この事実が、不安をあおっても何ら不思議ではない。
ただこの状況でも、「今後トーナメントを控えるどの主催者も、『やりたい』という気持ちを持って動いています。ここからも政府の見解や、プロ野球、Jリーグなど他の競技団体の動向を見ながら、決断がくだされることになります」と、何とか状況が好転することを祈り、きょうもオンライン上で今後に向けた意見交換が行われる。
米国男子ツアーは先日、6月の試合再開を目指す意向を示し、新たに組み直したスケジュールも発表した。もちろんまだ楽観視できる状況ではないが、「個人的にうれしいニュースですし、うまく始まってくれればいいなと思います。何かきっかけが欲しい。期待したいですね」と、海の向こうから伝わってくるニュースも一つの希望になっている。今は世界が一刻も早く以前のような“日常”を取り戻し、再びスポーツに興じることができるのを願うばかりだ。