本来であれば、きょう5月1日(金)に初日を迎えているはずだったのが「パナソニックオープンレディース」。昨年、第1回大会が行われ、今年が2度目の開催だったが、残念ながら中止が決まってしまった。まだまだ歴史の浅い大会だが、ドラマの量は他の大会に負けていない。そんな白熱の2019年大会で、忘れていることはないだろうか?
日本では珍しい“暗闇表彰式” 外からみるとこんな感じ【写真】
開幕前から会場がざわついた。前週に「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」を制していたアマチュア(当時)の安田祐香が腰痛により欠場という発表がされたからだ。4月には日本人女子として初めてオーガスタの地を踏むなど最注目だったが、「申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ここで無理をしたら後に響いてしまうと思いました。ゴルフの調子はいいのですが…」と苦渋の決断を下した。
元号が変わって最初の女子ツアーとなったのが昨年の今大会だった。“令和最初”の首位に立ったのは鈴木愛。2日目には池のふちに止まったボールをうまくさばいてパーをセーブするなど、連続ノーボギー新記録にも手をかけていた。しかし、最終日の6番ホールで痛恨の3パット。宮里藍と並ぶ歴代4位タイの「77」でストップし、「81ホール」という申ジエ(韓国)の記録には及ばなかった。さらに、その日はスコアでも「73」と苦しみ、優勝も逃した。
そんな鈴木を破って“令和初”の女王に輝いたのは勝みなみ。最終日は雷雲接近で2時間27分の中断もあったが、「今、ここ、自分」と集中を切らさず首位タイでフィニッシュ。真っ暗闇のなか行われた全美貞(韓国)とのプレーオフを制して、通算3勝目(アマチュア時代の1勝含む)を挙げた。
また、今大会で“令和初イーグル”を決めたのが瀬戸瑞希。ちなみに、この時のキャディは、幼少期から家族ぐるみで親交があったという元プロ野球選手の簑田浩二氏だった。阪急ブレーブスや読売ジャイアンツで外野手として活躍、1983年にはトリプルスリーも達成したスターに支えられながら奪った節目のイーグルだった。
日本では珍しい“暗闇表彰式” 外からみるとこんな感じ【写真】
開幕前から会場がざわついた。前週に「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」を制していたアマチュア(当時)の安田祐香が腰痛により欠場という発表がされたからだ。4月には日本人女子として初めてオーガスタの地を踏むなど最注目だったが、「申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ここで無理をしたら後に響いてしまうと思いました。ゴルフの調子はいいのですが…」と苦渋の決断を下した。
元号が変わって最初の女子ツアーとなったのが昨年の今大会だった。“令和最初”の首位に立ったのは鈴木愛。2日目には池のふちに止まったボールをうまくさばいてパーをセーブするなど、連続ノーボギー新記録にも手をかけていた。しかし、最終日の6番ホールで痛恨の3パット。宮里藍と並ぶ歴代4位タイの「77」でストップし、「81ホール」という申ジエ(韓国)の記録には及ばなかった。さらに、その日はスコアでも「73」と苦しみ、優勝も逃した。
そんな鈴木を破って“令和初”の女王に輝いたのは勝みなみ。最終日は雷雲接近で2時間27分の中断もあったが、「今、ここ、自分」と集中を切らさず首位タイでフィニッシュ。真っ暗闇のなか行われた全美貞(韓国)とのプレーオフを制して、通算3勝目(アマチュア時代の1勝含む)を挙げた。
また、今大会で“令和初イーグル”を決めたのが瀬戸瑞希。ちなみに、この時のキャディは、幼少期から家族ぐるみで親交があったという元プロ野球選手の簑田浩二氏だった。阪急ブレーブスや読売ジャイアンツで外野手として活躍、1983年にはトリプルスリーも達成したスターに支えられながら奪った節目のイーグルだった。