本来であれば、きょう5月15日(金)に初日を迎えるはずだったのが国内女子ツアーの「ほけんの窓口レディース」だ。福岡県にある福岡カンツリー倶楽部 和白コースを舞台に3日間の熱戦が繰り広げられる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になってしまった。そこで前身大会を含め、過去20回の歴史を少しだけ振り返ってみる。
涙のち笑顔!2015年のボミさん優勝シーンがこちら
2000年に「ヴァーナルカップRKBレディース」(翌年から「ヴァーナルレディース」)として第1回が行われた大会は、その後10年に「フンドーキンレディース」、13年に現在の「ほけんの窓口レディース」と名称を変えながら開催されてきた。不動裕理が初代女王に輝いた第1回大会から11年までは福岡センチュリーGCで実施。12年に福岡CC和白Cへとコースを移したが、一貫して福岡県での開催となっている。
昨年の総ヤーデージは6292ヤードと、決して長くはないコース設定ながら、和白といえば砲台グリーンも多く、なんといっても激しいアップダウンが有名。会場が変わった12年以降を見ると、14、15年大会連覇のイ・ボミ(韓国)や、こちらも連覇達成者の鈴木愛(17、18年)をはじめ、インビー・パーク、申ジエ(ともに韓国)ら“実力者”と呼ばれる選手が優勝者に名を連ねていることを見ても、そのタフさがうかがえる。
さらに賞金総額は1億2000万円(優勝2160万円)と、3日間大会としては「TOTOジャパンクラシック」に次いで高額とあって、その争いはし烈を極める。過去の優勝者のうち、13年覇者のO・サタヤ(タイ)以外の5人は同年の賞金ランクでトップ10入り。さらに15年のボミ、17年の鈴木はその年の賞金女王に輝いているだけに、後の賞金レースを占う一戦にもなっている。
その15年大会のボミは、前年の9月に父のソクジュさんを亡くしてから、初の優勝(通算9勝目)。18番グリーンで母のファジャさんに抱きしめられた時には大粒の涙を浮かべ、見ている者の胸を打つラストシーンとなった。優勝スピーチで母へ感謝を伝える時には言葉を詰まらせるなど、大会を彩る名場面の1つに挙げられる。
涙のち笑顔!2015年のボミさん優勝シーンがこちら
2000年に「ヴァーナルカップRKBレディース」(翌年から「ヴァーナルレディース」)として第1回が行われた大会は、その後10年に「フンドーキンレディース」、13年に現在の「ほけんの窓口レディース」と名称を変えながら開催されてきた。不動裕理が初代女王に輝いた第1回大会から11年までは福岡センチュリーGCで実施。12年に福岡CC和白Cへとコースを移したが、一貫して福岡県での開催となっている。
昨年の総ヤーデージは6292ヤードと、決して長くはないコース設定ながら、和白といえば砲台グリーンも多く、なんといっても激しいアップダウンが有名。会場が変わった12年以降を見ると、14、15年大会連覇のイ・ボミ(韓国)や、こちらも連覇達成者の鈴木愛(17、18年)をはじめ、インビー・パーク、申ジエ(ともに韓国)ら“実力者”と呼ばれる選手が優勝者に名を連ねていることを見ても、そのタフさがうかがえる。
さらに賞金総額は1億2000万円(優勝2160万円)と、3日間大会としては「TOTOジャパンクラシック」に次いで高額とあって、その争いはし烈を極める。過去の優勝者のうち、13年覇者のO・サタヤ(タイ)以外の5人は同年の賞金ランクでトップ10入り。さらに15年のボミ、17年の鈴木はその年の賞金女王に輝いているだけに、後の賞金レースを占う一戦にもなっている。
その15年大会のボミは、前年の9月に父のソクジュさんを亡くしてから、初の優勝(通算9勝目)。18番グリーンで母のファジャさんに抱きしめられた時には大粒の涙を浮かべ、見ている者の胸を打つラストシーンとなった。優勝スピーチで母へ感謝を伝える時には言葉を詰まらせるなど、大会を彩る名場面の1つに挙げられる。