翌15年には、昨年ツアー本格参戦1年目でパーオン率1位に輝いたショットメーカー・稲見萌寧が躍動する。アマチュアながら初日に首位と2打差の7位タイ発進を決めると、2日目もスコアを伸ばして4位に浮上。前年4月の勝みなみ以来となるアマチュア優勝が期待されたが、最終日に「75」と苦しみ10位タイ。それでも大気の片りんをのぞかせたのが今大会だった。
その15年大会で好位置につけながらも失格となったのが鈴木愛。大会2日目に8バーディと猛チャージをかけたが、ハザード内の葉っぱを取り除いた処置を間違えてスコアの過少申告で失格に。目に涙を浮かべながら会場を後にした鈴木だったが、翌16年に上原美希、藤本麻子との三つ巴のプレーオフを制してリベンジを果たすあたりは、さすがというほかない。
メジャーでプロ初タイトルを手にした渋野日向子の優勝後初戦で沸いた19年大会では珍しいことがおこった。2日目の9番ホールで池にボールを入れたペ・ソンウ(韓国)が靴を脱いでウォーターショットを放った後、そのままソックスをはかずにプレー続行。裸足でバンカーショット、裸足でシューズを履きホールアウトしたのである。
後に「プロはプレーの制限時間が限られているので、その時はそれが最善だと判断しました。自分が集中する時間のために時間が欲しかったのもありますが、自分の場合はとにかく他人に迷惑をかけたくないんです。」と理由を明かしたソンウ。“初ウォーターショット”はグリーンまで届かなかったことに関しては「バンカーショットと似たようなものかと思いましたが、実際に打ってみると水がとても重たかったですね」と苦笑いしていた。
ほかにも酒井美紀の「15年ぶりくらい…」というOBや、松田鈴英の推定360ヤードドライブなど、ここでは書ききれないドラマがたくさん生まれている今大会。来年も忘れられないようなドラマが生まれることを期待したい。
その15年大会で好位置につけながらも失格となったのが鈴木愛。大会2日目に8バーディと猛チャージをかけたが、ハザード内の葉っぱを取り除いた処置を間違えてスコアの過少申告で失格に。目に涙を浮かべながら会場を後にした鈴木だったが、翌16年に上原美希、藤本麻子との三つ巴のプレーオフを制してリベンジを果たすあたりは、さすがというほかない。
メジャーでプロ初タイトルを手にした渋野日向子の優勝後初戦で沸いた19年大会では珍しいことがおこった。2日目の9番ホールで池にボールを入れたペ・ソンウ(韓国)が靴を脱いでウォーターショットを放った後、そのままソックスをはかずにプレー続行。裸足でバンカーショット、裸足でシューズを履きホールアウトしたのである。
後に「プロはプレーの制限時間が限られているので、その時はそれが最善だと判断しました。自分が集中する時間のために時間が欲しかったのもありますが、自分の場合はとにかく他人に迷惑をかけたくないんです。」と理由を明かしたソンウ。“初ウォーターショット”はグリーンまで届かなかったことに関しては「バンカーショットと似たようなものかと思いましたが、実際に打ってみると水がとても重たかったですね」と苦笑いしていた。
ほかにも酒井美紀の「15年ぶりくらい…」というOBや、松田鈴英の推定360ヤードドライブなど、ここでは書ききれないドラマがたくさん生まれている今大会。来年も忘れられないようなドラマが生まれることを期待したい。