またパター以外のクラブに関しても、こんな思いを持っていることも教えてくれた。「新しいクラブは積極的に試して、すぐに試合でも使います。練習で少し打ってみて、いいと思ったら、平気で“ぶっつけ本番”。『試合で使わないと意味がないでしょ?』と、一度本番で使用してみて、そこから本格的な調整を始めるのが申ジエ流ですね」。クラブ契約フリーのジエは、ギアを見極める目にも定評があるが、何よりも大事にしているのが「新しいものを使うのがプロ」という矜持だという。「いつも驚かされますが、多方面への気づかいを常にしている選手ですね」と、齋藤氏もその意識には感服するばかりだ。
齋藤氏は、かつて丸山茂樹のバッグを長年担いでいたことでも知られる。そこで日米通算13勝を誇る実力者のこだわりについても聞いてみた。すると「溝へのこだわりが強くウェッジは2試合ごとに交換」、「ボールは1ホールにつき1個」、「スパイクは常に20足ほど持っていき、色も含めその日の状態によって履くものを選ぶ」、「ギャラリーに見られていることを意識し、ベルトも毎試合50本ほど持ち込む」など次々とエピソードが飛び出してくる。アマチュアゴルファーにはマネできないことも多いが、この両者の“プロ意識”というものに触れることができる話といえる。
■風を読むことは重要! でも神経質にはなりすぎないで
続いて齋藤氏に、アマチュアゴルファーへのヒントとしてプロとともにコースマネジメントをする際、どんな点に注意しているのか?という質問をしてみた。すると、真っ先に出てきた言葉が『風』だった。
「私がキャディとしてコースに出る時、一番気にするのが風です。北から吹いているのか、南からなのか。それを1ホール1ホールチェックしていきます」
スタート前には、天気予報とにらめっこし、「時間ごとに基本となる風の方角を頭に入れています」。あとはプレー中にコースの全体図や、方角などホールロケーションが記載されているヤーデージブックを見ながら、状況を分析していく。
齋藤氏は、かつて丸山茂樹のバッグを長年担いでいたことでも知られる。そこで日米通算13勝を誇る実力者のこだわりについても聞いてみた。すると「溝へのこだわりが強くウェッジは2試合ごとに交換」、「ボールは1ホールにつき1個」、「スパイクは常に20足ほど持っていき、色も含めその日の状態によって履くものを選ぶ」、「ギャラリーに見られていることを意識し、ベルトも毎試合50本ほど持ち込む」など次々とエピソードが飛び出してくる。アマチュアゴルファーにはマネできないことも多いが、この両者の“プロ意識”というものに触れることができる話といえる。
■風を読むことは重要! でも神経質にはなりすぎないで
続いて齋藤氏に、アマチュアゴルファーへのヒントとしてプロとともにコースマネジメントをする際、どんな点に注意しているのか?という質問をしてみた。すると、真っ先に出てきた言葉が『風』だった。
「私がキャディとしてコースに出る時、一番気にするのが風です。北から吹いているのか、南からなのか。それを1ホール1ホールチェックしていきます」
スタート前には、天気予報とにらめっこし、「時間ごとに基本となる風の方角を頭に入れています」。あとはプレー中にコースの全体図や、方角などホールロケーションが記載されているヤーデージブックを見ながら、状況を分析していく。