新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内だけでなく世界各国で中止が余儀なくされているゴルフトーナメント。なかなか試合の臨場感を伝えることができない状況が続いています。そんな状況のなか、少しでもツアーに思いを馳せてもらおうとツアー取材担当が見た選手の意外な素顔や強さの秘訣、思い出の取材などを紹介。今回は鈴木愛の働き方改革について。
真っ暗闇で練習する鈴木愛と渋野日向子 最後まで残ったのは…【写真】
11日(木)に行われた「宮里藍サントリーレディス」前年覇者リモート会見で鈴木愛プロは「コロナの期間は休んでいました。最近3カ月ぶりにラウンドして大変でした。パッティングもこの期間は2、3回しか練習していません」と言いました。これを聞いて、『あの鈴木プロが…!?』と思ったのは私だけではないはずです。
ご存知の通り鈴木プロといえば、ツアーきっての練習の虫。練習グリーンに最後まで残っているのが当たり前で、時には暗くてボールが見えなくなるまでやっています。その光景を見守る母の美江さんが「練習量を抑えないといけないと思っているんですけどねぇ」と苦笑いしていたのは一度や二度ではありません。
最初に驚いたのは2015年のサントリーレディスでした。鈴木プロは初日に「81」を叩くなど111位タイで予選落ちを喫しました。ですが、土曜日も会場に来て練習していました。同じ兵庫県内で翌々日の月曜日に行われる「全米女子オープン」の予選会のためです。とはいえ予選会は1日で36ホール回る長丁場。体を休めるという選択肢もあったはずです。でも鈴木プロはまさに“鬼気迫る”オーラで打ち込んでいました。
また、翌年の「ゴルフ5レディス」でのこと。表彰式を撮影していた私は、何やら定期的なタイミングで「カーン」と音がしていたことがずっと気になっていました。何だろうと思いながらクラブハウスに戻ろうとしたときに、練習グリーンでひたすらパッティング練習をしていた鈴木プロを見つけたのです。最終日というのは基本的に練習もせずに家に帰るもの。ましてや表彰式の最中に練習しているなんて選手はほとんどいません。前週の「ニトリレディス」、そしてその週と優勝争いに加わりながらも勝てなかった悔しさもあったのでしょう。それが実って、翌週の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で優勝するわけです。
真っ暗闇で練習する鈴木愛と渋野日向子 最後まで残ったのは…【写真】
11日(木)に行われた「宮里藍サントリーレディス」前年覇者リモート会見で鈴木愛プロは「コロナの期間は休んでいました。最近3カ月ぶりにラウンドして大変でした。パッティングもこの期間は2、3回しか練習していません」と言いました。これを聞いて、『あの鈴木プロが…!?』と思ったのは私だけではないはずです。
ご存知の通り鈴木プロといえば、ツアーきっての練習の虫。練習グリーンに最後まで残っているのが当たり前で、時には暗くてボールが見えなくなるまでやっています。その光景を見守る母の美江さんが「練習量を抑えないといけないと思っているんですけどねぇ」と苦笑いしていたのは一度や二度ではありません。
最初に驚いたのは2015年のサントリーレディスでした。鈴木プロは初日に「81」を叩くなど111位タイで予選落ちを喫しました。ですが、土曜日も会場に来て練習していました。同じ兵庫県内で翌々日の月曜日に行われる「全米女子オープン」の予選会のためです。とはいえ予選会は1日で36ホール回る長丁場。体を休めるという選択肢もあったはずです。でも鈴木プロはまさに“鬼気迫る”オーラで打ち込んでいました。
また、翌年の「ゴルフ5レディス」でのこと。表彰式を撮影していた私は、何やら定期的なタイミングで「カーン」と音がしていたことがずっと気になっていました。何だろうと思いながらクラブハウスに戻ろうとしたときに、練習グリーンでひたすらパッティング練習をしていた鈴木プロを見つけたのです。最終日というのは基本的に練習もせずに家に帰るもの。ましてや表彰式の最中に練習しているなんて選手はほとんどいません。前週の「ニトリレディス」、そしてその週と優勝争いに加わりながらも勝てなかった悔しさもあったのでしょう。それが実って、翌週の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で優勝するわけです。