ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

「夢がかなった」新垣比菜を支えた兄・夢蔵さんが“男泣き”  二人三脚でつかんだ復活優勝

新垣比菜が6年ぶりの復活優勝。それを支えたのは、キャディを務めた兄・夢蔵さんだった。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年6月3日 12時30分

<ヨネックスレディス 最終日◇2日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72>

25歳の新垣比菜が2018年以来となるツアー2勝目を飾った「ヨネックスレディス」。大雨のなか行われたこの試合で最も印象的だったのは、最終18番でウイニングパットを決めた瞬間だ。新垣のキャディを務めた兄・我如古夢蔵(がねこ・むさし)さんが、ピンを握ったまま肩を震わせて“男泣き”。2人がハグをした瞬間、新垣の頬にも涙が流れた。

妹・比菜はもらい泣き【写真】

「兄が泣いているのを見て、私も涙が出てきました。辛くて泣くこととかはありましたが、うれし泣きは初めてです」

夢蔵さんは、1990年4月21日生まれの34歳。高校から大学までラグビーに打ち込んだスポーツマンだ。大学時代はラグビーの強豪校、流通経済大学でチームの最後尾に位置する最後の砦・フルバック(FB)としてプレー。大学卒業後は沖縄に戻り、会社員を経験した。

転機となったのは、新垣がシード喪失していた2021年9月。ゴルフ素人だった夢蔵さんに新垣が頼み込み、プロキャディのキャリアをスタートさせた。「キャディを始めたときから、きょうだいで優勝をするということが“夢”だった。それが今回かないました」とこの勝利を噛みしめる。

「ラグビーをやっていたので熱いんですよ」と夢蔵さんの性格は“超ポジティブ”。一方、新垣は自他ともに認めるネガティブ思考だ。「マイナス思考にならないように声掛けはしてきました。一人で戦ってるんじゃないよ、って。常に遠回しに言ってました」。

新垣も家族であり、相棒でもある夢蔵さんに感謝の言葉を口にする。「私一人だけだと、落ち込む時間が多かったりとかあるかもしれないですけど、試合中とかツアーを一緒に回っているので、気持ちを上げてくれる存在です」。優勝から遠ざかり、長く苦しい時間もきょうだいで支え合った。“二人三脚”でつかんだツアー2勝目は格別の味だった。(文・神吉孝昌)

関連記事

ヨネックスレディスのニュース

JLPGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. JGTO
    開催中
    2025年4月24日 4月27日
    前澤杯 MAEZAWA CUP
  2. JLPGA
    中止
  3. PGA
    開催前
  4. LPGA
    開催前
    2025年4月24日 4月27日
    シェブロン選手権
  5. ACNツアー
    開催中
    2025年4月23日 4月25日
    i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘
  6. ステップ・アップ
    開催中
    2025年4月24日 4月26日
    大王海運レディス
  7. DPワールド
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    海南クラシック
  8. LIV GOLF
    開催前
    2025年4月25日 4月27日
    LIVゴルフ第6戦 at メキシコシティ
  9. ネクストヒロイン
    終了
    2025年4月23日 4月24日
    Sanrio Smile Golf Tournament
  10. アマチュア・他
    開催前
    2025年4月25日 4月27日
    IOA選手権

おすすめコンテンツ

関連サイト