昨年、約4350万円を獲得し賞金シード選手の仲間入りを果たした黄金世代の吉本ひかる。フル参戦初年度となった2019年は優勝争いに絡むこともあったが、特に4日間大会の最終日や、8、9月の暑い時期にスコアを崩すことが多く、体力のなさを感じた。そのためオフシーズンは下半身強化や体力増進に重点を置き、体を鍛え直してきた。
あどけなさの残る8年前の吉本ひかる【写真】
トレーニングの成果は顕著に現れており、15日に出場したエキシビションのマッププレー後には、対戦相手でツアー屈指の飛ばし屋の松田鈴英が吉本の飛距離アップに驚いたほど。「オフはたくさん練習しました。トレーニングで下半身が強くなり、構えもしっかりしたと思います。全体的にレベルアップしました」と、本人も自信を深めている。
国内女子ツアー初戦となるはずだった「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が新型コロナウイルスの影響で中止になり、一時は気持ちが萎えたが、そこで奮い立たせてくれたのが松山英樹の存在だった。4月下旬に松山のトレーナーを務める飯田光輝氏から指導を受けたのをきっかけに「自分の考えが甘いと思い、そこからモチベーションが上がりました。練習やゴルフへの気持ちが全然違う」と、松山のゴルフへの取り組みとの違いを痛感した。
一気に上がったモチベーションは今も維持できており、「試合が続くか分かりませんが、ある試合でしっかり成果を出せたらベスト。オフが長かったのでやってきたことを発揮したいです」と充実感をにじませる。20年、21年シーズンが統合され、長丁場となる新シーズンを前向きに見据え、初優勝を目標への意識も高まるばかりだ。
来週に迫った開幕戦の「アース・モンダミンカップ」には、「アプローチのちょっとした距離感などを練習して挑みたい」と最終調整にも余念がない。飛距離ではなく安定感のあるショットと正確な小技で勝負してきた吉本。昨年のドライビングディスタンスは231.13ヤードで80位に甘んじたが、これからは飛距離もスコアも伸ばす新・吉本に期待が集まる。
あどけなさの残る8年前の吉本ひかる【写真】
トレーニングの成果は顕著に現れており、15日に出場したエキシビションのマッププレー後には、対戦相手でツアー屈指の飛ばし屋の松田鈴英が吉本の飛距離アップに驚いたほど。「オフはたくさん練習しました。トレーニングで下半身が強くなり、構えもしっかりしたと思います。全体的にレベルアップしました」と、本人も自信を深めている。
国内女子ツアー初戦となるはずだった「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が新型コロナウイルスの影響で中止になり、一時は気持ちが萎えたが、そこで奮い立たせてくれたのが松山英樹の存在だった。4月下旬に松山のトレーナーを務める飯田光輝氏から指導を受けたのをきっかけに「自分の考えが甘いと思い、そこからモチベーションが上がりました。練習やゴルフへの気持ちが全然違う」と、松山のゴルフへの取り組みとの違いを痛感した。
一気に上がったモチベーションは今も維持できており、「試合が続くか分かりませんが、ある試合でしっかり成果を出せたらベスト。オフが長かったのでやってきたことを発揮したいです」と充実感をにじませる。20年、21年シーズンが統合され、長丁場となる新シーズンを前向きに見据え、初優勝を目標への意識も高まるばかりだ。
来週に迫った開幕戦の「アース・モンダミンカップ」には、「アプローチのちょっとした距離感などを練習して挑みたい」と最終調整にも余念がない。飛距離ではなく安定感のあるショットと正確な小技で勝負してきた吉本。昨年のドライビングディスタンスは231.13ヤードで80位に甘んじたが、これからは飛距離もスコアも伸ばす新・吉本に期待が集まる。