内川:チェックするね。毎日違う感じはする。同じスイングの日ってないと思っているから。若い時はこれだけやっていれば大丈夫って、なんか“信じる者は救われる”じゃないけど、絶対大丈夫だって思っていた。むしろその時のほうが良かったなって思う。今のほうが、“感覚”とか“経験”とか。経験っていい経験もあれば、悪い経験もあるから、だからそういうものが増えてきたぶん、「どれを選ぼうかな」、「どういう感覚で、どの感覚を選ぼうかな」というのにすごく迷うことがあるよね。結果、どれもハマらなかったな、ということもあるし。
福田:そうなんですね。
内川:だから、若い時みたいに、「ここだけ集中」、「ここだけ絶対やろう」って思ってやっていた時のほうが精神的には良かったなという気はするよね。だから今、あえて調子が悪い時にどうするかという風になると、もうめっちゃ考える! とりあえず考える。自分が納得するまで考えて、もう突き詰めるしかないな、と思っている。突き詰めて行かないと、開き直れるところも開き直れないから。
あとは真っ暗なところで素振りしたりするね。自分の視覚、クラブとかもそうだと思うけど、バットも通るところが見えるじゃん? その通るところを見てしまうと、「あ。違う!」とか「こうじゃない!」とか、そういうことを考えるから、自分の視覚を奪うというか、全部電気を消してまったく見えない状態にして、気持ちよくバットを振る。
福田:なるほど。目をつぶって振る、みたいな感覚ですか?
内川:そうそう。目をつぶって、自分の体の動きとか感覚だけで振ってというのをたまにするかと思うんだけど。目に見えるものを全部消してしまって、その中で自分の思い描いた通りに動いているんだという風に信じてバットを振るかな。
福田:そうなんですね。
内川:だから、若い時みたいに、「ここだけ集中」、「ここだけ絶対やろう」って思ってやっていた時のほうが精神的には良かったなという気はするよね。だから今、あえて調子が悪い時にどうするかという風になると、もうめっちゃ考える! とりあえず考える。自分が納得するまで考えて、もう突き詰めるしかないな、と思っている。突き詰めて行かないと、開き直れるところも開き直れないから。
あとは真っ暗なところで素振りしたりするね。自分の視覚、クラブとかもそうだと思うけど、バットも通るところが見えるじゃん? その通るところを見てしまうと、「あ。違う!」とか「こうじゃない!」とか、そういうことを考えるから、自分の視覚を奪うというか、全部電気を消してまったく見えない状態にして、気持ちよくバットを振る。
福田:なるほど。目をつぶって振る、みたいな感覚ですか?
内川:そうそう。目をつぶって、自分の体の動きとか感覚だけで振ってというのをたまにするかと思うんだけど。目に見えるものを全部消してしまって、その中で自分の思い描いた通りに動いているんだという風に信じてバットを振るかな。