小郡から系列の志摩シーサイドカンツリークラブに移り、その後、佐賀カントリー倶楽部で権藤可恋と出会い、ツアーキャディの道に入った。権藤の専属キャディという形でツアーに転戦するうちに、青木コーチと地元が同じであることが判明。共通の知人がいたこともあって話をするようになり、渋野とのタッグへと発展した。
小学校から高校までバレーボールに汗を流した定由氏。小学校、高校ではキャプテン、中学校でも副キャプテン。高校では生徒会長もしていたという生粋のリーダー肌。といっても自身にその意識はなく、「成り行きです。大人が決めたことだったから、そういうことだったのかもしれませんけど(笑)。でも、責任感は強かったと思います。途中で投げ出すのは嫌でしたし」。
そんなリーダー肌だった定由氏と渋野は、コース内ではよく会話を交わし笑顔を見せる。「ご飯の話とか、ゲームの話とか、そんなことばっかりです」と、仲良し姉妹のような感じにも見えるが、定由氏には一貫して守り通すルールがある。「プライベートなことには絶対に踏み込みません。仕事ですし、ゴルフ場を離れれば基本は別行動です」と、いい意味で線を引いている。
コース内では「基本的に渋ちゃんがどうしたいかを考えて、楽しんでプレーしてもらいたいと思っています。最終的にプロに決定権がありますので、そこは尊重します。そこで、プロ自身が下した決断が違っていたときなどは、ちゃんと謝ってくれます。私のほうが年上なので、怒らせてはいけないと思っているのかもしれません(笑)」と息がぴったりのコンビは、そんなあうんの呼吸で結果を出してきた。
笑顔ばかりがフィーチャーされる渋野だが、プレー中は怒りを表すことも少なくない。そんなとき定由氏は、「基本は離れます。先に歩いて行ったり。渋ちゃんは気持ちの切り替えが早いので、合流するときにはもう切り替えています。プロは自分で“帰ってくる”ことができるから、私から言うことはほとんどありません」と、ちょうどいい黒子役を演じている。
渋野と青木コーチは昨年、生涯グランドスラムを目標にするとしたが、渋野はこれを『達成=引退!』と冗談交じりに発表した。「早く達成してもらわないと、私も引退できませんね」と笑う定由氏。そんな壮大なゴールを考えつつ、まずは真価が問われる新シーズンへと足を踏み入れる。「アースではグータッチもできないのでどうしよう。普通に体のことも心配ではあります」。いままでとは違うシーズンインとなるが、抜群のコンビ力を生かし、今度はタッグでの海外メジャー制覇に向け前進あるのみだ。
小学校から高校までバレーボールに汗を流した定由氏。小学校、高校ではキャプテン、中学校でも副キャプテン。高校では生徒会長もしていたという生粋のリーダー肌。といっても自身にその意識はなく、「成り行きです。大人が決めたことだったから、そういうことだったのかもしれませんけど(笑)。でも、責任感は強かったと思います。途中で投げ出すのは嫌でしたし」。
そんなリーダー肌だった定由氏と渋野は、コース内ではよく会話を交わし笑顔を見せる。「ご飯の話とか、ゲームの話とか、そんなことばっかりです」と、仲良し姉妹のような感じにも見えるが、定由氏には一貫して守り通すルールがある。「プライベートなことには絶対に踏み込みません。仕事ですし、ゴルフ場を離れれば基本は別行動です」と、いい意味で線を引いている。
コース内では「基本的に渋ちゃんがどうしたいかを考えて、楽しんでプレーしてもらいたいと思っています。最終的にプロに決定権がありますので、そこは尊重します。そこで、プロ自身が下した決断が違っていたときなどは、ちゃんと謝ってくれます。私のほうが年上なので、怒らせてはいけないと思っているのかもしれません(笑)」と息がぴったりのコンビは、そんなあうんの呼吸で結果を出してきた。
笑顔ばかりがフィーチャーされる渋野だが、プレー中は怒りを表すことも少なくない。そんなとき定由氏は、「基本は離れます。先に歩いて行ったり。渋ちゃんは気持ちの切り替えが早いので、合流するときにはもう切り替えています。プロは自分で“帰ってくる”ことができるから、私から言うことはほとんどありません」と、ちょうどいい黒子役を演じている。
渋野と青木コーチは昨年、生涯グランドスラムを目標にするとしたが、渋野はこれを『達成=引退!』と冗談交じりに発表した。「早く達成してもらわないと、私も引退できませんね」と笑う定由氏。そんな壮大なゴールを考えつつ、まずは真価が問われる新シーズンへと足を踏み入れる。「アースではグータッチもできないのでどうしよう。普通に体のことも心配ではあります」。いままでとは違うシーズンインとなるが、抜群のコンビ力を生かし、今度はタッグでの海外メジャー制覇に向け前進あるのみだ。