では、一人ずつ選手を見ていきましょう。まず、首位の田中瑞希プロですが、2位の古江彩佳プロ同様に小柄(※田中は151cm、古江は153cm)ですが、今のクラブの特性を生かし、アッパーブローで打ち出し角を高くして飛ばしています。弾道測定器で得たデータを生かしてスイングを作っている印象です。さらに田中プロは今大会でかなり振れています。これは先ほど言った大ギャラリーによるプレッシャーがないことも関係していると思います。当然、最終日も無観客ですから萎縮して振れなくなることもないでしょう。3打のアドバンテージがありますが、このコースは守りに入ってはだめ。攻め続けることがカギではないでしょうか。
その田中プロを3打追いかける古江プロですが、先ほど言ったように飛距離が出る上に方向性もしっかり出せるドライバー巧者です。そして練習場で見た限り、ロフト通りの高さの球が出ていました。いいボールで、とても仕上がりが良いと思います。また、今大会のキャディの小俣さんは、選手の攻める気持ちをうまく引き出すキャディ。そのあたりも良い方向に作用していると思います。ピンを刺すショットに注目したいですね。
古江プロと並ぶ2位タイの西郷真央プロは、アイアンショットがとても上手い。落ち際で右に落とす、左に落とすと18歳とは思えない球捌きです。飛距離も出て、今大会でもピンにビタビタきています。ラフからでも、西郷プロならバーディを獲ることができるでしょう。ショットで流れを作れれば、初優勝も見えてくると思います。
■鈴木愛は2度の池ポチャでも怖がらない 渡邉彩香は迷いがなくなった
そんな若い選手を追いかけるのが昨年の賞金女王の鈴木愛プロです。全体的にまだしっくりきているようには見えませんが、キャディの清水さんと上手くスコアメイクをしているように見えます。また、今回2日目、3日目と9番ホールで池に入れてスコアを落としています。もちろん最終日の9番のティショットは嫌だと思いますが、必要以上に怖がるタイプではありません。逆に言えば2日間の反省を生かしてくるタイプ。今大会では、清水さんがイ・ボミプロを担いで2勝、鈴木プロが1勝と勝ち方も分かっているでしょう。当然の優勝候補です。
渡邉彩香プロもとても良くなって見えました。昨年はスイング中に腰が引けたり、体が止まっていたのが、今は一連の動きになっているんです。怖さがなくなった、と言い換えてもいいでしょう。このオフで鍛錬を重ねて自信をつけて不安を打ち消したのではないでしょうか。自分に打ち勝った人はなかなか崩れません。豪快なショットでファンを楽しませる渡邉プロが戻ってきました。流れに乗ることができればチャンスはあると思いますよ!
その田中プロを3打追いかける古江プロですが、先ほど言ったように飛距離が出る上に方向性もしっかり出せるドライバー巧者です。そして練習場で見た限り、ロフト通りの高さの球が出ていました。いいボールで、とても仕上がりが良いと思います。また、今大会のキャディの小俣さんは、選手の攻める気持ちをうまく引き出すキャディ。そのあたりも良い方向に作用していると思います。ピンを刺すショットに注目したいですね。
古江プロと並ぶ2位タイの西郷真央プロは、アイアンショットがとても上手い。落ち際で右に落とす、左に落とすと18歳とは思えない球捌きです。飛距離も出て、今大会でもピンにビタビタきています。ラフからでも、西郷プロならバーディを獲ることができるでしょう。ショットで流れを作れれば、初優勝も見えてくると思います。
■鈴木愛は2度の池ポチャでも怖がらない 渡邉彩香は迷いがなくなった
そんな若い選手を追いかけるのが昨年の賞金女王の鈴木愛プロです。全体的にまだしっくりきているようには見えませんが、キャディの清水さんと上手くスコアメイクをしているように見えます。また、今回2日目、3日目と9番ホールで池に入れてスコアを落としています。もちろん最終日の9番のティショットは嫌だと思いますが、必要以上に怖がるタイプではありません。逆に言えば2日間の反省を生かしてくるタイプ。今大会では、清水さんがイ・ボミプロを担いで2勝、鈴木プロが1勝と勝ち方も分かっているでしょう。当然の優勝候補です。
渡邉彩香プロもとても良くなって見えました。昨年はスイング中に腰が引けたり、体が止まっていたのが、今は一連の動きになっているんです。怖さがなくなった、と言い換えてもいいでしょう。このオフで鍛錬を重ねて自信をつけて不安を打ち消したのではないでしょうか。自分に打ち勝った人はなかなか崩れません。豪快なショットでファンを楽しませる渡邉プロが戻ってきました。流れに乗ることができればチャンスはあると思いますよ!